マクロを実行するボタンの作成(Excel 2007)
作成したマクロを実行できるボタンを作成しましょう。
ここからの操作は、Excel2003以前のバージョンを使用している方とExcel2007を使用している方で手順が異なります。
(Excel2003を使用している方はこちら )
ボタンを作成する
VBエディタの画面からExcelに戻ります。
Excel2007では、クイックアクセスツールバーのボタンとしてマクロを登録できます。
なお、今回使用しているブックでのみ、ボタンを表示させたい場合は、マクロ作成後にブックを「Excelマクロ有効ブック(.xlsm)」として保存しておきます。
- [クイックアクセスツールバーのカスタマイズ]ボタンをクリックする。
- 表示されたメニューから[その他のコマンド]をクリックする。
▼図05-01 [ユーザー設定]ダイアログボックスを表示
- [Excelのオプション]ダイアログボックスが表示されたら、[コマンドの選択]から[マクロ]を選択する。
- [クイックアクセスツールバーのカスタマイズ]から[請求書2007.xlsmに適用]を選択する。
▼図05-02 クイックアクセスツールバーのカスタマイズ
- [コマンドの選択]一覧から[名前]を選択する。
- [追加]ボタンをクリックする。
▼図05-03 クイックアクセスツールバーのカスタマイズ2
- 同様に、[部署名][電話番号][内線番号]を追加する。
▼図05-04 クイックアクセスツールバーのカスタマイズ3
- 追加したコマンドのボタンを変更するため、[名前]マクロを選択し、[変更]ボタンをクリックする。
▼図05-05 クイックアクセスツールバーのカスタマイズ4
- [ボタンの変更]ダイアログボックスから任意の絵柄を選択する。
- [OK]ボタンをクリックする。
▼図05-06 [ボタンの変更]ダイアログボックス
- 同様に残りのコマンドのアイコンも変更する。
- [Excelのオプション]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックする。
- クイックアクセスツールバーにマクロ実行用のボタンが追加される。
▼図05-07 クイックアクセスツールバー
- セルF6を選択し、クイックアクセスツールバーの[電話番号]ボタンをクリックする。
▼図05-08 マクロの実行
適当なセルを選択し、他のボタンもクリックして文字を表示させてみましょう。
今回は、作成したマクロをツールバーのボタンに登録する操作を紹介しました。Excelでアプリケーションを作る場合、こういったテクニックを知っていると、より便利にExcelを使うことができます。マクロを自由に作成し、色々なツールバーを作ってみるのも面白いかもしれません。