マクロを実行するボタンの作成(Excel2003以前のバージョン)
作成したマクロを実行できるツールバーを作成しましょう。
ここからの操作は、Excel2003以前のバージョンを使用している方とExcel2007を使用している方で手順が異なります。
(Excel2007を使用している方はこちら )
ツールバーを作成する
VBエディタの画面からExcelに戻ります。
マクロ実行用のボタンを配置するためのツールバーを作成します。
- [ツール]メニューから[ユーザー設定]を選択する。
▼図04-01 [ユーザー設定]ダイアログボックスを表示
- [ツールバー]タブの[新規作成]ボタンをクリックする。
▼図04-02 [ユーザー設定]ダイアログボックス
- [新しいツールバー]ダイアログボックスに「自動入力」と入力する。
- [OK]ボタンをクリックする。
▼図04-03 [新しいツールバー]ダイアログボックス
- [自動入力]ツールバーが作成されたら、[ユーザー設定]ダイアログボックスの[コマンド]タブを表示する。
- [分類]ボックスの一覧から[マクロ]を選択する。
- [コマンド]ボックスの[ユーザー設定ボタン]を[自動入力]ツールバーまでドラッグする。
▼図04-04 [自動入力]ツールバーにボタンをドラッグ
- ボタンが追加されたら、右クリックしてメニューを表示する。
- [名前]ボックスに「名前」と入力する。
- [テキストのみ表示]をクリックする。
▼図04-05 ボタンの設定
- マクロを割り当てるため、再度右クリックして[マクロの登録]を選択する。
▼図04-06 マクロの登録
- [マクロの登録]ダイアログボックスで[名前]を選択する。
- [OK]ボタンをクリックする。
▼図04-07 [マクロの登録]ダイアログボックス
- 同様に、“部署名”“電話番号”“内線番号”マクロも[自動入力]ツールバーに登録する。
▼図04-08 [自動入力]ツールバー
- [ユーザー設定]ダイアログボックスの[閉じる]ボタンをクリックする。
- セルF6を選択し、[自動入力]ツールバーの[電話番号]ボタンをクリックする。
▼図04-09 マクロの実行
適当なセルを選択し、他のボタンもクリックして文字を表示させてみましょう。
今回は、作成したマクロをツールバーのボタンに登録する操作を紹介しました。Excelでアプリケーションを作る場合、こういったテクニックを知っていると、より便利にExcelを使うことができます。マクロを自由に作成し、色々なツールバーを作ってみるのも面白いかもしれません。