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第9回 MsgBox関数でメッセージを表示しよう 2/4

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マクロを記録する

サンプルファイル“収支表.xls”には、1日ごとの収入と支出を管理する“収支表”シートが用意されています。
まずは元となるマクロを作成していきましょう。

記録手順は、
1. シートのコピーで新しいブックを作成する
2. 作成したブックに名前を付けて保存する
3. 保存したブックを閉じる
という三段階の操作です。

新しいマクロを記録する

さっそくマクロ記録を開始しましょう。

  1. [ツール]メニューの[マクロ]から[新しいマクロの記録]を選択し、[マクロの記録]ダイアログボックスを表示する。
    ▼ 図02-01 [マクロの記録]ダイアログボックスを表示
    図02-01 [マクロの記録]ダイアログボックスを表示

    【Excel2007の場合】

    Excel2007ではメニューバーでなく、リボンを使用します。[マクロの記録]ボタンは[開発]タブ内に用意されています。
    ※ [開発]タブは既定では表示されていません。[開発]タブの表示方法はこちら

    ▼ 図02-02 Excel2007での[マクロの記録]ダイアログボックスの表示
    図02-02 シートの非表示

    また、ステータスバーのボタンを使って表示することもできます。

    ▼ 図02-03 Excel2007での[マクロの記録]ダイアログボックスの表示(2)
    図02-03 Excel2007での[マクロの記録]ダイアログボックスの表示(2)
  2. [マクロ名]ボックスに「Backup」と入力する。
  3. [説明]ボックスに「バックアップを作成する」と入力する。
  4. [OK]ボタンをクリックし、マクロの記録を開始する。
    ▼ 図02-04 [マクロの記録]ダイアログボックス
    図02-04 [マクロの記録]ダイアログボックス

“収支表”シートを新しいブックにコピーする操作を記録

マクロ記録が開始されたので、“収支表”シートを新しいブックにコピーします。

  1. [編集]メニューの[シートの移動またはコピー]を選択する。
  2. [シートの移動またはコピー]ダイアログボックスが表示される。
    ▼ 図02-05 シートのコピー
    図02-05 シートのコピー

    【Excel2007の場合】

    Excel2007ではメニューバーでなく、リボンを使用します。シートのコピーは[ホーム]タブの[書式]から実行します。

    ▼ 図02-06 Excel2007でのシートのコピー
    図02-06 Excel2007でのシートのコピー
  3. [移動先ブック名]ボックスから[(新しいブック)]を選択する。
  4. [コピーを作成する]チェックボックスをオンにする。
  5. [OK]ボタンをクリックする。
    ▼ 図02-07 [シートの移動またはコピー]ダイアログボックス
    図02-07 [シートの移動またはコピー]ダイアログボックス
  6. “収支表”シートが新しいブックにコピーされたことを確認する。
    ▼ 図02-8 “収支表”シートが新しいブックにコピー
    図02-8 “収支表”シートが新しいブックにコピー

新規作成されたブックをバックアップファイルとして保存します。

  1. [ファイル]メニューから[名前を付けて保存]を選択する。
  2. [名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示される。
    ▼ 図02-09 名前を付けて保存
    図02-09 名前を付けて保存

    【Excel2007の場合】

    Excel2007ではメニューバーでなく、[Office]ボタンを使用します。

    ▼ 図02-10 Excel2007での名前を付けて保存
    図02-10 Excel2007での名前を付けて保存
  3. [保存先]ボックスからに任意の場所を選択する。
  4. [ファイル名]ボックスに「バックアップ」と入力する。
  5. [保存]ボタンをクリックする。
    ▼ 図02-11 [名前を付けて保存]ダイアログボックス
    図02-11 [名前を付けて保存]ダイアログボックス

バックアップが終わったので、コピーして作ったブックを閉じましょう。

  1. ウィンドウ右上の[ウィンドウを閉じる]ボタンをクリックする。
    ▼ 図02-12 ウィンドウを閉じる
    図02-12 ウィンドウを閉じる

マクロの記録を終了

これで記録したい操作は一通り終了しましたので、マクロの記録を終了します。

  1. [記録終了]ボタンをクリックする。
    ▼ 図02-13 マクロの記録終了
    図02-13 マクロの記録終了

    【Excel2007の場合】

    Excel2007では[記録終了]ツールバーは表示されません。ステータスバーの[記録終了]ボタンを使用します。
    ※ [開発]タブが表示されている場合は、[開発]タブ内の[記録終了]ボタンを使用しても構いません。

    ▼ 図02-14 Excel2007での記録終了
    図02-14 Excel2007での記録終了

これで基本となるマクロが完成しました。VBエディタを開き、コードを修正してみましょう。

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