VBEのウィンドウ配置を既定に戻す(レジストリ操作)|Excel VBA |
VBEは、既定で左上にプロジェクトエクスプローラ、左下にプロパティウィンドウが表示されます。
他にも便利なウィンドウが用意されていて、[表示]メニューからイミディエイトウィンドウやローカルウィンドウ等を表示することができます。
さらに、これらのウィンドウはドッキングしたり、任意の場所に移動可能なウィンドウにすることもできて、好みの環境にカスタマイズ可能です。
一方、思い通りの位置にドッキングさせるにはちょっとしたコツが必要なので、ウィンドウの配置が崩れてしまい、元に戻せずに困っているユーザーも多いようです。
ウィンドウ配置やコードウィンドウの配色等は、前回終了時の設定が引き継がれるため、VBEやExcelを再起動しても既定の設定には戻りません。というより、マイ開発環境が戻ってしまうようでは困りますね。
「じゃ、もう戻せないの?!」そんなことはないので、ご安心を。
ここでは、レジストリエディターを使ってVBEのウィンドウ配置を既定に戻す方法をご紹介します。
これだけです。Excelを起動し、VBEを開くと既定のウィンドウ設定になっているはずです。
VBEの設定は[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\VBA\7.0\Common]キーのエントリに保存されています。
これらのエントリのうち、ウィンドウ配置の設定を保存しているエントリは[Dock]値です。
このキーのエントリに[Dock]値があれば、保存されている設定でVBEを起動します。
なければ既定の配置でVBEを起動して、Excel終了時に新しい[Dock]値を作成します。
上記の操作をした後すぐにExcelを終了すると、既定のウィンドウ配置で[Dock]値が作成されます。
このままウィンドウ配置のカスタマイズを行うと、その設定を反映した[Dock]値が作成されます。
Excelを終了後、レジストリエディターを[F5]キーで最新の状態に更新して、新たに[Dock]値が作成されたことを確認してください。