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エクセルユーザのデータベース活用法(基礎編1)

(Excel 2000)
●基礎編はエクセルVBAユーザのためのデータベース利用(mdb)入門です。アクセスの知識は前提とせず、データベースの専門用語も極力使用せずにエクセルユーザにとってのデータベースの利用を考えます。

●はじめに:
  1. エクセルでデータファイルを持つとファイルが大きくなりすぎる
  2. 重要なデータファイルをユーザに開いてもらいたくない
  3. オートフィルタ、アドバンストフィルタを使うと転記が必要
1〜3に少しでもうなづける方であれば,ぜひともデータベースを活用していただきたいと思います。エクセルVBAオンリーでこれまでこられたかたにはデータベースは敷居が高く感じられるかもしれませんが、最初から難しく考えることはありません。まず実践して、雰囲気を感じ取ってください。 ●それでは、エクセルのVBAからデータベースを利用する前提として、ここではデータベースを作成します。アクセスを使ったことがない方は以下の手順に従ってデータベースを作成してください。 ※アクセスでのテーブル作成経験がある方は1のような形でテーブルを作成してください。
  1. エクセルで下記のような表を作ります。 シート名を"DATA"とする。シート名がテーブル名となります。テーブルというのは、エクセルのワークシートのようなものです。 (A列)伝票番号(数値) 1 (B列)日付 2000/6/1 (C列)コード(文字列) 1001 (D列)得意先(文字列) ○×産業 (E列)金額(通貨) \100,000 以下ダミーデータを作成して下さい
  2. メニューの"データ"-"Accessに変換"を選択 ※このコマンドがなければ、"ツール"-"アドイン"からアクセスリン クを選んでアドインを組み込みこんでください。
  3. 変換ダイアログボックスで"新しいデータベース"を選択
  4. アクセスが起動し、インポートウィザードが表示される
  5. "先頭行をフィールド名として使う"にチェックが入っていることを 確認して次へ
  6. "新規テーブルに保存する"、で次へ
  7. "フィールドのオプション"はそのままで次へ
  8. "次のフィールドに主キーを設定する"を選択して、コンボボックス から"伝票番号"を選択し、次へ
  9. インポート先のテーブル名は"DATA"のままで完了(下の二つの チェックは無視)
  10. 作業を完了すると、カレントディレクトリにブックと同名のmdb ファイルが作成されますのでアクセスを起動してデータ型などを 確認してください。  アクセス起動⇒MDBを開く⇒オブジェクト欄から”テーブル”を選択  ⇒テーブル”DATA”を選択し、右クリックで”デザインビュー”を選ぶ  ⇒データ型を確認⇒ツールバーから”データシートビュー”ボタンをクリック  ⇒シート状の表にデータが表示されていることを確認⇒アクセス終了  ※データ型が間違っている場合は修正が必要です
基礎編2以降はこのMDBを基本に作業を進めます。