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関数関連のテクニック

Option Base ステートメントと関数

(Excel 2000/2002/2003)
●概要●
Option Base ステートメントを利用すると配列の添字の初期値を変更することができます。しかし、Array関数とSplit関数を利用する場合注意が必要です。


 構文 Option Base ステートメント 値
 設定項目    内容
 値       0 または 1 を指定(省略した場合は0)


次のサンプルは、Option Base ステートメントを利用して、配列の添字の初期値を「1」にした状態で、Array関数とSplit関数を利用しています。
それぞれの関数を利用して配列を作成し、メッセージボックスに配列の添字が「1」の値をそれぞれ表示します。
Array関数は、Option Base ステートメントの影響を受け、配列の1つめの要素である「0件目」を表示しますが、Split関数は影響を受けずに配列の2つめの要素である「1件目」を表示します。


●サンプル●

Sub OptionBaseSample()
    Dim ArrayData As Variant
    Dim SplitData As Variant
    
    ArrayData = Array("0件目", "1件目", "2件目")
    SplitData = Split("0件目,1件目,2件目", ",")
    
    MsgBox "Array関数 : " & ArrayData(1) & vbCrLf _
                    & "Split関数  : " & SplitData(1)
End Sub


●ポイント●
この2つの関数の動作は、ヘルプの記載と異なるか(Array関数)、特に記載が無い(Split関数)ので注意が必要です。