ユーザーフォーム入門 - 住所入力フォームを作成する(2) 〜 コントロールの配置|Excel VBA |
「ユーザーフォーム入門 - 住所入力フォームを作成する(1) 〜 はじめに」の手順でユーザーフォームを作成した後のコントロール(ラベル、テキストボックス、ボタン)の作成について解説します。
ここでは得意先情報や名刺データの入力を想定し、以下のような項目が入力できるようにします。
また、3つのボタンを配置します。
【住所入力項目】
1.会社名、 2.会社名よみ、 3.郵便番号、 4.住所1、 5.住所2
6.TEL、 7.FAX、 8.E-mail、 9.担当者
【コマンドボタン】
1.登録、 2.終了、 3.読み
まず、コントロールを配置します。次の手順で操作してください。
フォントやコントロールのサイズなどの書式と初期値の設定を行います。
コントロールのプロパティもプロパティウィンドウで設定します。
<フォントサイズの設定>
コントロールを1つずつ設定していくのは大変なので、対象のコントロールをすべて選択して、プロパティウィンドウで一括変更します。
次の操作ですべてのコントロールのフォントサイズを設定します。
<ラベルとテキストボックスの書式設定>
次の操作でラベルとテキストボックスの書式を設定します。
Height : 18
Left : 18
Width : 80
SpecialEffect : 3-fmSpecialEffectEtched
TextAlign : 2-fmTextAlignCenter
Height : 18
Left : 120
Width : 150
Font : サイズ 12
<キャプションの設定>
次の操作でコントロールのキャプション(表示される文字)を設定します。
ここまでで、入力フォームの外見ができました。
<入力文字数の設定>
続いて、郵便番号入力テキストボックスの最大文字数を制限します。
<オブジェクト名の設定>
最後に、ラベル以外のコントロールの名称(オブジェクト名)を変更します。
【テキストボックス】
1.txtKaisha、 2.txtYomi、 3.txtYubin、 4.txtJusho1、 5.txtJusho2、
6.txtTEL、 7.txtFAX、 8.txtEmail、 9.txtTantou
【コマンドボタン】
1.cmdTouroku、 2.cmdShuuryo、 3.cmdYomi
<コントロールの配置の微調整>
ラベルと対応するテキストボックスの位置関係がずれている場合、ラベル1つとそれに対応するテキストボックスを選択し、[書式]メニュー→[整列]→[中央(M)]で一組ずつ位置を調整します。
以上、すべての設定が終了したら[F5]キー、または[実行]メニュー→[Sub/ユーザーフォームの実行]を選択してユーザーフォームの起動状態を確認してください。
終了するには右上端の[×]ボタンをクリックします。
次回は、各項目の入力順序やIMEの設定をしていきましょう。