ページ区切りの点線を消す|Excel VBA

ページ設定関連のテクニック

ページ区切りの点線を消す

(Excel 2000/2002/2003/2007/2010/2013)

ワークシートをプレビュー表示したり、実際に印刷したりすると、シート上にページ区切りを表す点線が表示されます。この点線を非表示にする方法をご紹介します。

WorksheetオブジェクトのDisplayPageBreaksプロパティにFalseを設定すると、ページ区切りの点線が表示されなくなります。次のサンプルは、アクティブシートのページ区切りを非表示にします。

●サンプル1●

Sub Sample1()
    ActiveSheet.DisplayPageBreaks = False
End Sub

ただしサンプル1を実行した後、再度、印刷プレビューを行って標準の表示に戻すと、ページ区切りが再び表示されます。

自動的にページ区切りが表示されないようにするには、非表示メンバのDisplayAutomaticPageBreaksプロパティを利用します。

●サンプル2●

Sub Sample2()
    ActiveSheet.DisplayAutomaticPageBreaks = False
End Sub

●補足●

オブジェクトブラウザで「PageBreaks」を検索すると、「DisplayPageBreaks」プロパティは表示されますが、「DisplayAutomaticPageBreaks」プロパティの方は表示されません。
なぜなら、このプロパティが非表示のメンバだからです。
オブジェクトブラウザで非表示のメンバを表示するには、右クリックメニューから[非表示のメンバを表示]を選択します。非表示のメンバは、グレーの文字で表示されます。