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セルを切り取る(Cutメソッド)|Excel VBA

セル操作関連のテクニック

セルを切り取る(Cutメソッド)

(Excel 2000/2002/2003/2007/2010)

RangeオブジェクトのCutメソッドは、指定したセル範囲を切り取ります。

構文  Object.Cut(Destination)
設定項目 内容
Object Rangeオブジェクト
Destination 貼り付け先のセル範囲を表すRangeオブジェクト [省略可能]

引数Destinationを指定した場合は、クリップボードのカットとペースト機能を利用して、指定したセル範囲に貼り付けます。実行後は、クリップボードは空になります。

Cutメソッドで切り取ったデータ自体は、ペースト時に貼り付けられます。
Excelでクリップボードを利用する際の詳細は、「セルをコピーする(Copyメソッド)」を参照してください。

Sub Sample()
    Worksheets("Sheet1").Range("A1:B9").Cut _
           Destination:=Worksheets("Sheet2").Range("B1")
End Sub

Sampleは、Sheet1のセルA1:B9を切り取り、Sheet2のB1を先頭とするセル範囲に貼り付けます。当然、Sheet1のセルA1:B9のデータはなくなります。

●注意1●

切り取り元のセル範囲と貼り付け先のセル範囲の形が違うと、エラーが発生することがあります。エラーが発生する条件は、マニュアル操作時と同じです。

●注意2●

引数Destinationを省略した場合、PasteSpecialメソッドを使用して貼り付けることはできません。