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セル操作関連のテクニック

対象セルが含まれるシートを参照する

(Excel 2000)
対象のセル範囲を含むワークシートを参照します。アクティブでもなく、選択もされていないシートを、セル範囲の情報だけで参照したい場合に便利です。次のサンプルはInputBoxメソッドでユーザーが選択したセル範囲の含まれるシート名を表示します。

 構文 Object.Worksheet

 設定項目    内容
 Object   Rangeオブジェクト
●サンプル●
Sub WorksheetSamp1()

    Dim myRange As Variant          '----(1) 
    On Error Resume Next            '----(2)

    Set myRange = Application.InputBox( _	'----(3)
       prompt:="好きなシートのセルを選択してください", Type:=8)
    If Not IsObject(myRange) Then   '----(4)
       MsgBox "キャンセルされました"
       Exit Sub
    End If

    MsgBox "あなたの選んだシート:" & _
       myRange.Worksheet.Name       '----(5)

End Sub
●解説●
(1)〜(4)までは、InputBoxメソッドを使用してセル範囲を変数に格納する上でのテクニックです。(5)のステートメントでユーザーが選択した「myRange」の含まれるシート名をMsgBox関数で表示しています。
サンプル(5)のステートメントは、次のように書き換えることも可能です。

    MsgBox "あなたの選んだシート:" & myRange.Parent.Name