即効テクニック |
セルA1からセルA10の範囲に「サンプル」という名前を定義してあるとします。 セルA10より下の行の不要なデータを削除するために、A10より下の行を削除します。 サンプルマクロでは、名前が付いた範囲をGotoメソッドを使ってアクティブにしてから、選択されている範囲の行数をカウントして、取得した行数の次の行からシートの一番下の行(65536行目)までを削除しています。
Sub Sample() Dim my_Row As Long Application.Goto Reference:="サンプル" my_Row = Selection.Rows.Count Application.Rows(my_Row + 1 & ":65536").Delete End Sub
Gotoメソッドは、任意のブック内の任意のセル範囲を選択します。 構文は次のとおりです。 <構文> expression.Goto(Reference, Scroll) expression:必ず指定します。Applicationオブジェクトを指定します。 Reference :省略可能です。移動先を指定します。Rangeオブジェクト、R1C1形式の セル参照文字列です。この引数を省略すると、移動先は直前に Gotoメソッドを使ったときのセル範囲になります。 Scroll :省略可能です。移動先セル範囲の左上端がウィンドウの左上端に 表示されるように、ウィンドウをスクロールするには、Trueを指定 します。ウィンドウをスクロールしないようにするには、Falseを 指定します。既定値はFalseです。