●概要●
一行おきに合計したいとき、小さな表ならSUM関数でセルを一行おきに選択する方法で対応できます。
ところが、大きな表になると、セルを一行おきに選択していくのは大変です。
そこで、以下3つの関数を組み合わせた配列数式にすることで、大きな表での一行おきの合計を簡単にする方法を紹介します。
- IF関数
- MOD関数:余りを返す
- ROW関数:行番号を返す
●詳細●
- 一行おきの合計値を求めたいセルを選択します。
- 選択したセルに、「=SUM(IF(MOD(ROW(データ範囲),2)=余り,データ範囲,""))」と入力します。 ※余りは、行番号を2で割ったときの余りになるので、偶数行の合計値を求めたい場合は「0」、奇数行の合計値を求めたい場合は「1」とします。
- 数式が入力できたら、[Ctrl]+[Shift]+[Enter]キーで確定します。
(例)C1:C8をデータ範囲とし、奇数行の合計値を求めたい場合

●補足●
ROW関数の代わりにCOLUMN関数(列番号を返す関数)を使用すると、一列おきに合計することができます。