HOME > 即効テクニック > Excel 一般 > 数式と関数関連のテクニック > 数式の計算結果から求める値を逆算する

即効テクニック

数式と関数関連のテクニック

数式の計算結果から求める値を逆算する

(Excel 97/2000)
あるセルを参照し、その値を元にした計算を行っている数式があるとします。勿論、あるセルに入力されている値が変われば、それに対応して、数式の計算結果も変わってきます。

このことを利用して、目的とする値(=ゴール)が幾らなのかを探す(=シーク)、「ゴールシーク」という機能がEXCELには用意されています。

例えば、売上金額から売上に応じて変動する変動費用と固定費部分を減算し、利益を計算するワークシートを作成したとします。
利益額がマイナスにならないだけの売上金額としては、どれくらいの金額が必要なのかを求めたいと思います。
下記例をご覧ください。
  1. 利益を計算しているセルを選択します。
  2. [ツール]−[ゴールシーク(G)...]を選択します。
  3. ダイアログが表示されます。3つ設定項目がありますが、最初の[数式入力セル(E)]には、選択しているセルが自動的に設定されています。[目標値(V)]ボックスには、数式の結果として目標としている値を設定します。 例えば1億円であれば、100000000 を入力します。
  4. [変化させるセル(C)]ボックスには、今回の例で言えば、売上金額が設定されているセルを指定します。単一セルに限ります。
  5. [変化させるセル(C)]で指定したセルの値が変化していくことで、[数式入力セル(E)]で指定したセルの値が何通りも計算され、値が[目標値(V)]で設定した値と同じになった時点で、計算が終了します。
目標値には、幾ら計算しても辿り着けない組合わせもあります。 そのような場合には、「回答が見つかりませんでした」という旨のメッセージが表示されます。設定値や数式などに間違いが無いかを修正して、再度やり直してみてくださ