即効テクニック

ファイル操作と保存関連のテクニック

CSVファイルを高速に読み込む

(Excel 97/2000/2002/2003/2007/2010/2013/2016)
ファイルサイズの大きいCSVファイルの読み込みの遅さが、Excelの弱点のひとつです。多少、手間はかかるかもしれませんが、下記のような手順で開くと、びっくりするくらい速く開くことができます。

●操作手順●
  1. 対象のCSVファイルの拡張子を「.txt」や「.dat」などに変更します。 ※[ファイルを開く]ダイアログにて、対象のCSVファイルを右クリック、ショートカットメニューから[名前の変更(M)]を選択して変更する、というのが、手っ取り早いでしょう。元のCSVファイルをそのままにしておきたい場合には、ファイルをコピーして、コピーしたファイルの名前を変更してください。なお、上記のように操作する際には、[ファイルを開く]ダイアログの[ファイルの種類(T)]ボックスは、[すべてのファイル(*.*)]にしておくとよいでしょう。
  2. 拡張子を変更したファイルを、Excelで開きます。すると、[テキストファイルウィザード]が表示されます。CSVファイルをそのまま選択した際には、このウィザードは決して表示されません。
  3. 元のデータの形式を、[カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ(D)]に設定し、[OK]を押す。
  4. 列を区切る区切り文字を設定し、[OK]を押す。CSVファイルの場合には、当然、カンマ(C)にチェックを入れます。
  5. 次に、[列のデータ形式]を、列ごとに設定していきます。ここでは、全ての列のデータ形式を[文字列(T)]に設定してください。設定が終わったら、[完了(F)]ボタンを押します。
●補足説明● 上記の方法で開いた場合、全列のデータが文字列に設定されてしまいます。これを数値データに戻す際には、下記のようにしてください。
  1. 何も入力されていないセルをコピーする。
  2. 数値に変換したい部分を選択する。
  3. [編集(E)]のメニューから[形式を選択して貼り付け(S)を選択し、「貼り付け」のオプションからは[すべて]を選択し、「演算」のオプションからは[加算]を選択して[OK]を押してください。