即効テクニック |
● 概要 ● 構文 expression.TransferSpreadsheet(TransferType, SpreadsheetType, TableName, FileName, HasFieldNames, Range, UseOA) expression DoCmdオブジェクト[省略不可] TransferType 変換の種類をAcDataTransferTypeクラスの定数で指定[省略可能] SpreadsheetType ファイルの種類をAcSpreadSheetTypeクラスの定数で指定 [省略可能] TableName Accessのテーブル/クエリの名前を文字列式で指定[省略可能] FileName Excelブックのパス名を文字列式で指定[省略可能] HasFieldNames ワークシートの1行目をフィールド名とするか否かを指定[省略可能] Range ワークシートのセル範囲を文字列式で指定[省略可能] UseOA バリアント型の値を指定[省略可能] Accessのテーブルやクエリのデータを、ExcelやLotusのワークシートに出力します。 引数にacExportを指定します。 ・引数 に指定する定数(AcDataTransferTypeクラス) 定数 説明 acExport エクスポート acImport インポート(既定値) acLinkリンク 引数 には、データを出力するExcelブックの種類を指定します。 指定する定数は次の表のとおりです。引数 を省略すると、 acSpreadsheetTypeExcel8を指定したこととなります。 ・引数 に指定する定数(AcSpreadSheetTypeクラス) 定数 説明 acSpreadsheetTypeExcel3 Excel Version 3.0ファイル acSpreadsheetTypeExcel4 Excel Version 4.0ファイル acSpreadsheetTypeExcel5 Excel Version 5.0ファイル acSpreadsheetTypeExcel7 Excel Version 7.0ファイル acSpreadsheetTypeExcel8 Excel Version 8.0ファイル(既定値) acSpreadsheetTypeExcel9 Excel Version 9.0ファイル acSpreadsheetTypeLotusWJ2 Lotus 1-2-3 WJ2ファイル(日本語版のみ) acSpreadsheetTypeLotusWK1 Lotus 1-2-3 WK1ファイル acSpreadsheetTypeLotusWK3 Lotus 1-2-3 WK3ファイル acSpreadsheetTypeLotusWK4 Lotus 1-2-3 WK4ファイル 引数 に、出力元のオブジェクト名を指定します。引数 には、出力先のパス名を指定します。 ファイル名のみ指定した場合、Excelファイルは、メニューの[ツール]→[オプション]→[全般]の[既定のデータベースフォルダに指定されているフォルダに作成されます。 データをExcelに出力する場合は、引数 の値にかかわらず、Accessのフィールド名がExcelワークシートの1行目となります。データの範囲を表す引数 は必ず省略します。 ● サンプル ● Sub TransferSpreadsheetExportSample() 'エラーの場合、myErr: へ On Error GoTo myErr '[顧客テーブル]のデータを、「C:\Excel出力顧客テーブル.xls」に出力 DoCmd.TransferSpreadsheet acExport _ , , "顧客テーブル", "C:\Excel出力顧客テーブル.xls" MsgBox "[顧客テーブル]を「Excel出力顧客テーブル.xls」に書き出しました" 'プロシージャを終了 Exit Sub myErr: 'エラーメッセージを出す MsgBox Err.Description End Sub