即効テクニック |
●概要● 構文 expression.RunCommand(Command) 設定項目 内容 expression DoCmdオブジェクト[省略不可] Command Accessのメニューコマンドまたはツールバーコマンドと対応する AcCommandクラスの定数を指定[省略不可] 引数に用意された定数を指定することで、Accessのメニューコマンドまたはツールバーコマンドを実行した時と同じ操作を、コードから実行できます。ただし、カスタムメニューとカスタムツールバーのコマンドは実行できません。引数 には、519種類の定数が用意されています。定数の一部を次に示します。 ・引数 に指定する定数(一部)(acCommandクラス) 定数 説明 acCmdAppMinimize Accessウィンドウを最小化 acCmdDocMinimize アクティブオブジェクトのウィンドウを最小化 acCmdAppRestore Accessウィンドウのサイズを元に戻す acCmdDocRestore アクティブオブジェクトのウィンドウサイズを元に戻す acCmdOptions メニューから[ツール]→[オプション]コマンドを実行 acCmdAboutMicrosoftAccess メニューから[ヘルプ]→[バージョン情報]コマン ドを実行 acCmdWindowHide メニューから[ウィンドウ]→[表示しない]コマンドを実行 acCmdWindowUnhide メニューから[ウィンドウ]→[再表示]コマンドを実行 acCmdSizeToFitForm メニューから[ウィンドウ]→[フォームのサイズで表示] コマンドを実行 acCmdDeleteRecord メニューから[編集]→[レコードの削除]コマンドを実行 acCmdPrint メニューから[ファイル]→[印刷]コマンドを実行 acCmdPrintPreview メニューから[ファイル]→[ページ設定]コマンドを実行 acCmdPageSetup メニューから[ファイル]→[印刷プレビュー]コマンドを 実行 ●サンプル● Sub RunCommandSample() 'メニューから[ツール]→[オプション]コマンドを実行 DoCmd.RunCommand acCmdOptions End Sub ●ポイント● DoCmdオブジェクトのRunCommandメソッドは、Access97以降に搭載されました。それ以前のバージョンのAccessでは、DoMenuItemメソッドで同じ機能を実現していました。Access2002のDoMenuItemメソッドは、以前のバージョンのAccessとの互換性を保つために使用します。通常は、DoMenuItemメソッドではなく、RunCommandメソッドを使用します。