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即効テクニック

データ操作

コマンドを実行する

(Access 2000/2002/2003)
●概要●
構文  expression.RunCommand(Command)

設定項目        内容
expression	DoCmdオブジェクト[省略不可]
Command		Accessのメニューコマンドまたはツールバーコマンドと対応する
		AcCommandクラスの定数を指定[省略不可]

引数に用意された定数を指定することで、Accessのメニューコマンドまたはツールバーコマンドを実行した時と同じ操作を、コードから実行できます。ただし、カスタムメニューとカスタムツールバーのコマンドは実行できません。引数には、519種類の定数が用意されています。定数の一部を次に示します。

・引数に指定する定数(一部)(acCommandクラス)

定数			説明
acCmdAppMinimize	Accessウィンドウを最小化
acCmdDocMinimize	アクティブオブジェクトのウィンドウを最小化
acCmdAppRestore		Accessウィンドウのサイズを元に戻す
acCmdDocRestore		アクティブオブジェクトのウィンドウサイズを元に戻す
acCmdOptions		メニューから[ツール]→[オプション]コマンドを実行
acCmdAboutMicrosoftAccess メニューから[ヘルプ]→[バージョン情報]コマン	
			  ドを実行
acCmdWindowHide		メニューから[ウィンドウ]→[表示しない]コマンドを実行
acCmdWindowUnhide	メニューから[ウィンドウ]→[再表示]コマンドを実行
acCmdSizeToFitForm	メニューから[ウィンドウ]→[フォームのサイズで表示]
			コマンドを実行
acCmdDeleteRecord	メニューから[編集]→[レコードの削除]コマンドを実行
acCmdPrint		メニューから[ファイル]→[印刷]コマンドを実行
acCmdPrintPreview	メニューから[ファイル]→[ページ設定]コマンドを実行
acCmdPageSetup		メニューから[ファイル]→[印刷プレビュー]コマンドを
			実行

●サンプル●
Sub RunCommandSample()
    'メニューから[ツール]→[オプション]コマンドを実行
    DoCmd.RunCommand acCmdOptions
End Sub

●ポイント●
DoCmdオブジェクトのRunCommandメソッドは、Access97以降に搭載されました。それ以前のバージョンのAccessでは、DoMenuItemメソッドで同じ機能を実現していました。Access2002のDoMenuItemメソッドは、以前のバージョンのAccessとの互換性を保つために使用します。通常は、DoMenuItemメソッドではなく、RunCommandメソッドを使用します。