●概要●
DoCmdオブジェクトのCloseメソッドを使ってテーブルなどの編集後にその内容を保存して終了させます。
Closeメソッドの書式は以下のとおりで、DoCmd.Close [objecttype, objectname], [save]
第1引数のobjecttypeにはテーブルまたはクエリなどを表す組み込み定数を指定します。
第3引数のsaveに以下のいずれかの定数を指定します。
acSaveNo
acSavePrompt (既定値)
この内、acSaveYesを使用すると保存して終了となり、保存の確認のプロンプトは表示されません。サンプルコードでは「Northwind.mdb」の「社員」テーブルを保存して閉じています。
●サンプルコード●
Public Sub 終了()
Dim Response As Integer
Response = MsgBox("処理を終了しますか？", vbYesNo + vbQuestion, "終了確認")
Select Case Response
Case 6
DoCmd.Close acTable, "社員", acSaveYes
Case 7
MsgBox "処理を続けます"
End Select
●動作確認●
「社員」テーブルが保存されて終了していることを確認してください。
●補足●
保存のみを行う場合は以下のようなsaveメソッドを使用します。
DoCmd.Save acTable, "社員"
