即効テクニック |
イミディエイトウィンドウは、[表示]メニューの[イミディエイトウィンドウ]で表示され、ステートメントのデバッグの結果、またはウィンドウに直接入力したコマンドの結果が表示されます。 たとえば、中断してしまったコードのステートメントに使われている変数に「?」をつけて記述してEnterキーを押すと、変数の値が表示されます。 あるいは、式の結果、たとえば変数iに値を代入するための「変数j+変数k」という式に「?」をつけて「?j+k」と記述し、Enterキーを押すと式の結果が表示されます。 コードの実行中ではなくても、VBEが開いている状態で、「Msgbox "イミディエイトウィンドウでプロシージャを実行"」を記述してEnterキーを押すとメッセージボックスが表示されますし、プロシージャを作成して実行することも可能です。 次のようなプロシージャを作成して、イミディエイトウィンドウに引数をつけたプロシージャ名を記述してEnterキーを押すと結果が出力されます。 Sub Sample(myData As String) Debug.Print String(5, myData) End Sub イミディエイトウィンドウに「Sample "★"」と記述して、Enterキーを押すと、イミディエイトウィンドウに「★★★★★」が出力されます。 イミディエイトウィンドウは、次のような場合に使用します。イミディエイトウィンドウで作業中に、関数、ステートメント、プロパティ、またはメソッドの構文に関するヘルプが必要な場合は、そのキーワード、プロパティ名、またはメソッド名を選択して、F1キーを押すとヘルプが表示されます。
- 問題のあるコードや新規に記述したコードをテストするとき。
- アプリケーション実行中に、変数の値を調べたり、変更を行うとき。
実行が停止している間に、コードを記述するときと同じ要領で、変数に新しい値を代入します。- アプリケーション実行中に、プロパティの値を調べたり、変更を行うとき。
- コードを記述するときと同じ要領で、プロシージャを呼び出すとき。
- プログラム実行中に、デバッグ情報の出力を表示するとき。