●概要●
構文 expression.CopyObject(DestinationDatabase, NewName, SourceObjectType,
SourceObjectName)
設定項目 | 内容 |
expression | DoCmdオブジェクト[省略不可] |
DestinationDatabase | コピー先データベースのパス名を文字列式で指定[省略可能] |
NewName | コピー先オブジェクトの新しい名前を文字列式で指定[省略可能] |
SourceObjectType | コピーするオブジェクトの種類をAcObjectTypeクラスの定数で指定[省略可能] |
SourceObjectName | コピーするオブジェクトの名前を文字列式で指定[省略可能] |
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指定したオブジェクトを、カレントデータベースまたは別のデータベースにコピーします。バックアップコピーを作成したり、似たようなオブジェクトを作成するさいにコピーして変更を加える、といった手順の中で利用できます。引数
を省略すると、カレントデータベースが指定されたこととなります。引数と引数を省略すると、データベースウィンドウで現在選択されているオブジェクトがコピーされます。なお、データアクセスページでCopyObjectメソッドを使った場合は、コピー先データベースには実際のHTMLファイルがコピーされるのではなく、そのHTMLファイルへのリンクが作成されます。引数に指定できる定数は次のとおりです。
・引数に指定する定数(AcOutputObjectTypeクラス)
定数 | 説明 |
acDataAccessPage | データアクセスページ |
acDefault | 現在選択されているオブジェクトの種類(既定値) |
acDiagram | ダイアグラム |
acForm | フォーム |
acFunction | ファンクション |
acMacro | マクロ |
acModule | モジュール |
acQuery | クエリ |
acReport | レポート |
acServerView | サーバービュー |
acStoredProcedure | ストアドプロシージャ |
acTable | テーブル |
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●サンプル●
Sub CopyObjectSample()
'エラーの場合、myErr: へ
On Error GoTo myErr
'[書籍テーブル]をもとに[コピー書籍テーブル]を生成
DoCmd.CopyObject , "コピー書籍テーブル", acTable, "書籍テーブル"
MsgBox "[コピー書籍テーブル]を作成しました"
'プロシージャを終了
Exit Sub
myErr:
'エラーメッセージを出す
MsgBox Err.Description
End Sub