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即効テクニック

Windows環境・オブジェクト

条件付きコンパイラ定数を使う(#Const)

(Access 97)
●概要●
実行環境により処理を切り替える方法として、条件付きコンパイラ定数を使うことができます。「#Const ディレクティブ」で定数を宣言し、「#If...Then...#Else ディレクティブ」の中で処理を分けます。
サンプルでは宣言箇所の F_DOSV の値を True とすれば、#If F_DOSV Then 〜 #Else までの行が、F_DOSV の値を False とすれば #Else 〜 #End If までの行が、コンパイル対象となります。

●サンプル●
Sub Sample1()

#Const F_DOSV = True	' ← DOS/Vの場合:True、NEC PC98の場合:False にする

#If F_DOSV Then
    ' フロッピーデータをインポート(DOS/V)
    DoCmd.TransferText acImportDelim, , "t_履歴ワーク", "A:\Data.txt", False
#Else
    ' フロッピーデータをインポート(NEC PC98)
    DoCmd.TransferText acImportDelim, , "t_履歴ワーク", "C:\Data.txt", False
#End If

End Function

●備考●
この場合、Trueを1(0以外の数値)、Falseを0としても構いません。
(例)
 #Const <定数> = True → #Const <定数> = 1
 #Const <定数> = False → #Const <定数> = 0