即効テクニック

フォーム・レポート

ページ番号を追加する

(Access 2000)
ページ番号は、[ページ番号]ダイアログボックスで簡単にフォームまたはレポートに追加することができますが、オリジナルのページ番号を追加したい場合は、テキストボックスを利用します。フォームまたはレポートのPageプロパティは、カレントページ番号を示します。テキストボックスとPageプロパティを使って、次の手順でオリジナルのページ番号を追加します。

  1. フォームをデザインビューで開くか、またはレポートをデザインビューで開きます。
  2. ページ番号を表示するためのテキストボックスを追加します。
  3. 追加したテキストボックスのプロパティシートを表示して、[データ]タブをクリックします。
  4. [データ]タブの[コントロールソース]に、表示するページ番号の式を入力します。式の入力は、[コントロールソース]をクリックすると表示される[式ビルダ]ボタン(...)をクリックして、[式ビルダ]ダイアログボックスで行います。
  5. [データ]タブのコントロールソースの[式ビルダ]ボタンをクリック
  6. まず、ビルダの下の部分の左側のボックスで、「関数」の「組み込み関数」をクリックします。  中央のボックスでは、「プログラムフロー」をクリックします。  右側のボックスでは、「IIf」をクリックします。
  7. 式ビルダダイアログボックスで関数を指定する
  8. [貼り付け(P)]ボタンをクリックするか、「IIf」をダブルクリックすると、ビルダの上の部分の[式ボックス]に、    IIf (, , ) と表示されます。
  9. 」には、カレントページが1ページ目以降かどうかを判断する条件式「Page>1」を指定します。    IIf (Page>1, , )
  10. 」には、条件が真の場合に表示する値を指定します。条件が真であった場合は、カレントページ番号と総ページ数と文字列を組み合わせた値「Page & "/" & Pages & " ページ"」を表示します。この値の入力は、「」を選択しておき、ビルダの下の部分のボックスで、「汎用」−「現在/合計ページ」−「Page & "/" & Pages & " ページ"」をクリックして貼り付けることもできます。Pagesプロパティはフォームまたはレポートの合計ページ数を示します。    IIf (Page>1, Page & "/" & Pages & " ページ", )
  11. 」には、条件が偽の場合に表示する値を指定します。条件が偽であった場合は、何も表示しないので、「""」を入力します。この値の入力は、「」を選択しておき、ビルダの下の部分のボックスで、 「定数」−「すべて」−「""-空文字列」をクリックして貼り付けることもできます。
  12. IIF関数の引数を指定する
  13. [OK]ボタンをクリックすると、[データ]タブの[コントロールソース]に、表示するページ番号の式が設定されます。
  14. プレビューで表示して、ページ番号を確認してください。ページ番号の書式は、次のような指定方法があります。  指定方法                   表示例 ="Page" & [Page]           Page 1、Page 2、Page 3 =[Page] & "ページ"          1 ページ、2 ページ、3 ページ =[Page] & " of " & [Pages]      1 of 3、2 of 3、3 of 3 =[Page] & "/"& [Pages] & " ページ"  1/3 ページ、2/3 ページ、3/3 ページ ="- " & [Page] & " -"         - 1 -、- 2 -、- 3 - =Format([Page], "000")         001、002、003