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第4回 花びらにグラデーションをつける 2/3

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複数オブジェクトの選択と「グループ化」

複数の図形をひとつの図形にまとめることを「グループ化」といいます。
製作した三枚の「花びら」をひとつの図形として扱うことができます。

▼図04_10グループ化されたオブジェクト

複数オブジェクトの選択

グループ化の対象となる図形をすべて選定する必要があります。
今回はチューリップの花びらは3枚あるので、グループ化の対象となるオブジェクト数は3つです。

グループ化の対象となるオブジェクトを選定する方法は2通りあります。

◆キーボードの「Shift」キーを利用し選択する方法
選択する図形の数が少ないときに適しています。キーボードの「Shift」キーを押しながら、グループ化の対象とする図形を1つづつクリックして選定する方法です。
◆マウスを利用しまとめて選択する方法
込み入った図形を複数選択するときに適しています。マウスをドラッグしまとめて選択をすることができます。大きな範囲や込み入った選択をしない場合に適しています。

ここから、「◆マウスを利用しまとめて選択する方法」を説明していきます。

  1. ツールバー上の白い矢印アイコンの「オブジェクトの選択」をクリックし選択する
    そのとき、アイコンの色が変わるので確認する(図04_11)
▼図04_11 ツールバー上の白い矢印アイコンの「オブジェクトの選択」をクリック
  1. マウスポインタを、選択したいオブジェクト全部を十分に覆うことが出来る位置から、対角にドラッグする。選択範囲は点線で表示される (図04_12)
▼図04_12 クリックし対角にドラッグする

マウスポインタから指を離すと、オブジェクトを選択したときに表示される小さな○を確認してください。
オブジェクト全体を選択していることがわかります。(図04_13)

▼図04_13 花全体が選択されている

ここで選択範囲が小さくて、選択されなかったオブジェクトがあった場合は図04_13のように全体的に小さな丸が表示されません。再度繰り返し選択をしなおしてください。

グループ化

グループとして複数のオブジェクトを1つにまとめたいときに、「グループ化」を利用します。

グループ化の手順は次の通りです。

  1. 複数選択されたオブジェクト上で右クリックし、ショートカットメニューを表示させる
  2. [グループ化(G)]のメニューから[グループ化(G)]を選択する(図04_14)
▼図04_14 [グループ化(G)]のメニューから[グループ化(G)]を選択する

図形が「グループ化」され1つのオブジェクトになりました。
図04_13で全体を選択したときとグループ化されたときのオブジェクトの周りにある小さな○の違いを確認してください。(図04_15)

▼図04_15 グループ化されたオブジェクト

枠線の色を消す

図形の「花びら」一枚一枚についている枠線の色を消します。

  1. グループ化したオブジェクトを選択する
  2. ツールバーの[線の色]を選択しカラーパレットを表示する
  3. [線なし]を選択する(図04_16)
▼図04_16 カラーパレット[線なし]を選択

図形「花びら」ひとつひとつの枠についていた黒い枠線が消えたことを確認してください。

▼図04_17 黒い枠線が消えたオブジェクト

グループ化されたオブジェクトの縮小と回転の関係

グループ化されたオブジェクトを利用して花を回転や縮小をしてみましょう。
前頁で述べた「グラデーションと縮小・回転の関係」を思い出し、ひとつひとつの図形の[花びら]がグループ化されたことによって、グラデーションの様子と回転や縮小されたときの様子がどのようになるか確認します。

▼図04_17 黒い枠線が消えたオブジェクト

今回はグラデーションを軸にし、描いた図形「花びら」を美しく見せるために必要な図形の「花びら」の順序変更、複数のオブジェクトの選択、グラデーションと回転縮小の関係、作業に役立つグループ化、枠線の削除、グループ化とグラデーションの関係など制作の要となる工程を説明しました。

ここまでで、花の部分の作成は終わります。

次回は、葉を描くことを説明します。

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