縮小・回転を数値で指定する方法
数値で図形の大きさや位置を指定する方法は、慣れてしまえば比較的簡単で便利です。
しかし、慣れるまでは数値と実際の図形との関係が分からないので、見ながら調節できるドラッグの方が使いやすいといえます。オートシェイプ操作の習熟度や、図形の大きさ・場所など、ケースに応じて操作しやすい方法を選択しましょう。
まず、3枚目の花びらを、「コピー/貼り付け」で1枚増やしておき、その後、その図形を調整します。
▼図03_15 ショートカットメニューを表示
- 調節したい図形の上で、右クリックし、ショートカットメニューを表示させる
- メニューから[オートシェイプの書式設定(O)...]を選択
▼図03_16 オートシェイプの書式設定メニュー
- [オートシェイプの書式設定]ダイアログボックスが表示される
- [サイズ]タブをクリックし、[回転角度(T)]および[幅(W)]に、任意の数字を入力
(ここでは、[回転角度(T)]に「15」、[幅(W)]に「70」を入力) - 最後に[OK]ボタンをクリック
▼図03_17 大きさと角度が調整された図形
- 「幅」と「角度」が一度に調整される
数値を指定することによって、図形を調整することができました。普通角度は時計の針が回る方向を「+」、反対方向を「−」で表します。これらの数値は、適当な数値を入れながら実際に編集し、その結果を見ながら数字を入れ直して感覚をつかむと良いでしょう。
最後に花びらをドラッグして、花びらを3枚重ねるようにすれば、チューリップの花の部分の完成です。
▼図03_17 3枚目の花びらを移動
▼図03_18 チューリップの花の部分完成
今回は、元になるチューリップの花びら一枚から、別の花びらをコピーによって作成する方法、そしてその図形の大きさを調整する方法を二つご紹介しました。
次回は、花びらの色調をグラデーションをかけて調整していきます。