はじめに
第1回 「絵を描く準備」 では、Excelでオートシェイプ画を描くための基本的な手順について解説しました。
第2回では、花びらを描き方について、詳しく解説していきます。
花の輪郭を描く
今一度、図01_01で構成要素を確認してみましょう。
図で示す HN1 から描き始めます。
▼図01_01 チューリップの絵の構成要素

花の輪郭を描くには、形からすると「曲線」か「フリーハンド」が適当です。今回はマウスを鉛筆のように使って、線や図形が描ける「フリーハンド」で描いてみましょう。
▼図01_02 輪郭線を描く

- オートシェイプ[線]メニューから[フリーハンド]をクリックして選択
- 画面上で、線を描き始める位置にポインタを合わせる
- マウスの左ボタンを押したままで、一気に輪郭を描く(マウスをドラッグする)
- 終点と始点を合わせる
- 描き上がった図形が表示される
フリーハンドでは、マウスのボタンから指を離した時点で線が終了になるので、離さずに一気に描きます。歪んだ線は、次項で解説する「頂点の編集」で修正できるので、多少歪んでも大丈夫です。(補足すると、「曲線」と「フリーフォーム」では、ダブルクリックすると終点になります)
また、途中でマウスボタンを離してしまった時はやり直しをします。失敗した線を消去するには、線の上にポインタを合わせてクリックし、キーボードの[Delete(デリート)]ボタンを押します。
▼図01_03 輪郭線は閉じていること

※注意
輪郭線の始点と終点が一致せずに開いていると、線が閉じた「図形」ではなく「線」となるため、図形の中のExcelシートの「枠線」が消えません。