はじめに
Excelで描くオートシェイプ画は、貼り絵と似たような手法で作成します。
貼り絵は、色紙をそれぞれの形に千切って張り合わせていくことで完成します。Excelで描くオートシェイプ画でも、部品を個別に描き、形を整え、色を塗って、それらを組み合わせることで一枚の絵を作り上げていきます。少しずつ根気良く取り組めば、誰にでも簡単に絵が描けるようになります。
ExcelでもWordでもほとんど同じような手順で描けます。ただ、Excelの方が画面を広く使え、絵を描くには便利なので、この講座ではExcelを利用しています。
チューリップを描く
まずは、こちらのチューリップの絵をご覧ください。
▼図01_01 チューリップの絵（完成）
いきなり全部を描くと思うと難しく感じられるかもしれませんが、描く手順が分かりやすくなるように、絵を分解してみましょう。
▼図01_02 チューリップの絵の構成要素
このように分解してみると、手順が「貼り絵」と似ているという意味が分かると思います。
このチューリップを描いていくには、以下のように分解と逆の手順をたどります。
- 花びらを3枚描いて色を塗り、組み合わせる。
- 葉の部分を4枚描いて色を塗り、組み合わせて２枚の葉を作る。
- 茎を描く。
- 花と茎と葉を組み合わせる。
これで、チューリップの絵が完成します。
それでは、次のページで「絵作り」の前準備に取りかかりましょう。
