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第9回 *や+でANDやOR条件を設定する 3/4

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AND関数の代わりに「*」を使用する

次に、会員で「かつ」注文金額が20,000円以上の顧客に割引券を贈呈します。両方の条件を満たす人の「割引券」欄に“贈呈”と表示させてみましょう。

前ページのようにIF関数を二重に使用もしくはAND関数を入れ子にするなどの方法もありますが、今回は「*」を使用して「True、True」の条件だけを判別する数式を作成してみましょう。 考え方としては、Trueを「1」、Falseを「0」だと考えてみましょう。両方Trueのときのみ「1*1=1(True)」になるため、「AかつB」を求めることができます。

会員で「かつ」注文金額が20,000円以上の顧客に割引券を贈呈するという式を作成します。

  1. セルF6を選択する。
  2. 「=IF」と入力し、[Ctrl]+[A]キーを押す。
    ▼ 図03-01 セルF6にIF関数を挿入
    図03-01 セルF6にIF関数を挿入

    関数名が分かっている場合は、「=関数名」と入力後に[Ctrl]+[A]キーを押して「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。

  3. [論理式]ボックスに「(B6="○")*(D6>=20000)」と入力する。
    ※ 条件式をそれぞれ( )で囲み、「*」でつないで入力します。
  4. [Tab]キーを押して[真の場合]ボックスにカーソルを移動する。
  5. 「贈呈」と入力する。
    ※ 論理式を満たしている場合に表示させたい文字列「贈呈」を指定します。
  6. [偽の場合]ボックスにカーソルを移動し、「""」と入力する。
    ※ 条件を満たさない場合には、空欄を返すようダブルクォーテーションを2つ入力します。
  7. [OK]ボタンをクリックする。
    ▼ 図03-02 [関数の引数]ダイアログボックス
    図03-02 [関数の引数]ダイアログボックス

セルF6に数式が作成されました。

▼ 図03-03 会員で「かつ」注文金額が20,000円以上の顧客に割引券を贈呈
図03-03 会員で「かつ」注文金額が20,000円以上の顧客に割引券を贈呈

会員ですが、注文金額が20.000円以下なので空欄となります。

オートフィル機能を使用して数式をコピーしましょう。

▼ 図03-04 割引券贈呈の有無を表示
図03-04 割引券贈呈の有無を表示

数式がコピーされ、会員で「かつ」注文金額が20.000円以上の人に「贈呈」と表示されます。

今回は「*」を使用しましたが、AND関数を使用することもできます。
AND関数を使用して、2つの条件いずれも満たす場合を判定します。

▼ 図03-05 AND関数を使用した場合
図03-05 AND関数を使用した場合

OR関数の代わりに「+」を使用する

次に2つの条件のうちどちらか一方でも満たせば、割引券を進呈するような式を作成しましょう。 2つの条件のどちらか一方を満たしていたら…という「いずれか一方でもTrue」の条件を判定するため、「OR」の代わりに「+」を使用してみます。
先ほどのようにTrueを「1」、Falseを「0」、判定結果は「1以上」がTrue、「0」がFalseと考えます。両方がTrueのときは「1+1=2(True)」、片方がTrueの場合でも「1+0=1、または0+1=1(True)」になるため、「A、あるいはB」を求めることができます。 サンプルファイルを“OR関数”シートに切り替えましょう。

▼ 図03-06 “OR関数”シートに切り替え
図03-06 “OR関数”シートに切り替え

会員、「あるいは」注文金額が20,000円以上の顧客に割引券を贈呈するという式を作成します。

  1. セルG6を選択する。
  2. 「=IF」と入力し、[Ctrl]+[A]キーを押す。
  3. [関数の引数]ダイアログボックスが表示されたら、[論理式]ボックスに「(B6="○")+(D6>=20000)」と入力する。
    ※ 条件式をそれぞれ( )で囲み、「+」でつないで入力します。
  4. [Tab]キーを押して[真の場合]ボックスにカーソルを移動する。
  5. 「贈呈」と入力する。
    ※ 論理式を満たしている場合に表示させたい文字列「贈呈」を指定します。
  6. [偽の場合]ボックスにカーソルを移動し、「""」と入力する。
    ※ 条件を満たさない場合には、空欄を返すようダブルクォーテーションを2つ入力します。
  7. [OK]ボタンをクリックする。
    ▼ 図03-07 [関数の引数]ダイアログボックス
    図03-07 [関数の引数]ダイアログボックス

セルG6に数式が作成されたら、オートフィル機能を使用してコピーします。

▼ 図03-08 会員、「あるいは」注文金額が20,000円以上の顧客に割引券を贈呈
図03-08 会員、「あるいは」注文金額が20,000円以上の顧客に割引券を贈呈

オートフィル機能でコピーすると…

会員、「あるいは」注文金額が20.000円以上の人に「贈呈」と表示されます。

このように「+」は、複数条件のどちらかを満たす場合という「あるいは」の役割を果たす記号になります。
“OR関数”シートのF列には、OR関数を使用して会員、「あるいは」注文金額が20,000円以上の人に「贈呈」と表示される数式が作成されています。同様の結果になっていることを確認しましょう。

▼ 図03-09 OR関数を使って判定
図03-09 OR関数を使って判定ス

同じ結果になっています。

いかがでしたか?このようにAND条件に「*」、OR条件に「+」を使って判別させることができました。 次のページでは、時刻を条件に使うテクニックをご紹介します。

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