OR関数を使用して「〜または〜」という条件で判定してみよう
次に、OR関数を使用した複数条件でのIF関数を作成してみましょう。
試験内容でPCが7点未満、または筆記が5点未満だと不合格という式を作成します。
サンプルファイルを“OR関数”シートに切り替えましょう。
▼ 図04-01 “OR関数”シートに切り替え
- セルG5を選択する。
- [関数の挿入]ボタンをクリックする。
▼ 図04-02 セルG5にIF関数を挿入
- [関数の分類]ボックスから[論理]を選択する。
- [関数名]ボックスから[IF]を選択する。
- [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図04-03 [関数の挿入]ダイアログボックス
- [論理式]ボックスにカーソルを置いた状態で、数式バー左端の[関数]ボックスの[▼]ボタンをクリックする。
- 一覧から[その他の関数]を選択する。
▼ 図04-04 [関数]ボックス
- [関数の分類]ボックスから[論理]を選択する。
- [関数名]ボックスから[OR]を選択する。
- [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図04-05 [関数の挿入]ダイアログボックス
- [論理式1]ボックスに「C5<7」と入力する。
※ 1つ目の条件式を入力します。 - [Tab]キーを押して[論理式2]ボックスにカーソルを移動する。
※ [論理式2]ボックス内をクリックしてカーソルを移動することもできます。 - 「E5<5」と入力します。
※ 2つ目の条件式を入力します。▼ 図04-06 [関数の引数]ダイアログボックス - [OK]ボタンは押さずに、数式バー内の「IF」をクリックします。
▼ 図04-07 数式バーを使い、関数の切り替え
- IF関数の[関数の引数]ダイアログボックスに切り替わったら、[真の場合]ボックスにカーソルを移動する。
- 「×」と入力する。
※ いずれかの条件を満たしている場合には、不合格となるため「×」を指定します。 - [偽の場合]ボックスにカーソルを移動し、「○」と入力する。
※ 条件を満たさない場合に合格となるため、「○」を指定します。 - [OK]ボタンをクリックします。
▼ 図04-08 [関数の引数]ダイアログボックス
セルG5に数式が作成されました。
▼ 図04-09 OR関数で複数条件を指定する数式
オートフィル機能を使用して数式をコピーし、採用結果を表示しましょう。
▼ 図04-10 採用結果を表示
オートフィル機能を使用してコピーすると…
G5からG16まで2つの条件を判定した採用結果が表示されます。
このようにIF関数とOR関数を組み合わせることで複数の条件のいずれかを満たす場合の判定ができました。
最後に、配列数式を使用してまとめて数式を作成する方法を紹介しましょう。