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第7回 財務関数でローンや積立の計算に挑戦 3/5

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5大財務関数をおさえる

次に、引数を互いに補うように答えを出す財務関数を確認していきましょう。
サンプルブックを“財務関数”シートに切り替えましょう。

▼ 図03-01 “財務関数”シートに切り替え
図03-01 “財務関数”シートに切り替え

RATE 関数

積立やローンの利率を求める関数です。今回は、5年間で200万円を積み立てるために毎月20,711円貯めた際の利率を求めてみましょう。なお、積立スタート時すでに30万円は貯蓄されています。

RATE関数
積立やローンの利率を求める。
= RATE(期間,定期支払額,現在価値,将来価値)
  1. セルD9を選択する。
  2. 「=RATE」と入力し、[Ctrl]+[A]キーを押す。

    ※ [関数の挿入]ダイアログボックスで関数を指定する方法以外に、関数名がわかっている場合は、[=関数名]と入力した後、[Ctrl]+[A]キーを押すと[関数の引数]ダイアログボックスが表示できます。

    ※ [数式]タブの[財務]ボタンから直接関数を挿入することもできます。
    ▼ 図03-02 セルD9にRATE関数を挿入
    図03-02 セルD9にRATE関数を挿入
    ▼ 図03-03 [財務]ボタンから関数を入力
    図03-03 [財務]ボタンから関数を入力
  3. セルC10をクリックし、[期間]ボックスに「C10」と表示されていることを確認する。
  4. [Tab]キーを押して[定期支払額]ボックスにカーソルを移動する。
    ※ [定期支払額]ボックス内をクリックしてカーソルを移動することもできます。
  5. セルC11をクリックし、[定期支払額]ボックスに「C11」と表示されていることを確認する。
  6. [現在価値]ボックスにカーソルを移動し、セルC12をクリックする。
  7. [将来価値]ボックスにカーソルを移動し、「-C13」と入力する。
    ※ 積立の場合は、将来価値は現在からみるとまだ手元にないお金なので、目標額をマイナスで指定します。
  8. [OK]ボタンをクリックする。
    ▼ 図03-04 [関数の引数]ダイアログボックス
    図03-04 [関数の引数]ダイアログボックス
  9. 数式が確定したら、数式バー内の数式の末尾にカーソルを表示する。
  10. 「*12」と入力し、[Enter]キーで確定する。
    ▼ 図03-05 数式の編集
     図03-05 数式の編集

なお、積立の場合は積立目標金額を“将来価値”に設定し、ローンの場合は借入額を“現在価値”にします。

NPER関数

積立やローンの支払い回数を求める関数です。今回は、年利8.5%で毎月20,711円を積み立てた場合、200万円貯めるにはどのくらいの期間が必要かを求めてみましょう。なお、積立スタート時すでに30万円は貯蓄されています。

NPER 関数
積立やローン計算の支払い回数を求める。
= NPER(利率,定期支払額,現在価値,将来価値)
  1. セルD10を選択する。
  2. 「=NPER(C9/12,C11,C12,-C13)」と数式を作成する。
    ▼ 図03-06 NPER関数の入力
    図03-06 NPER関数の入力

PMT関数

積立やローンの月支払額を求める関数です。今回は、年利8.5%で5年間200万円を積み立てた場合、月にいくら積み立てる必要があるかを求めてみましょう。なお、積立スタート時すでに30万円は貯蓄されています。

PMT 関数
積立やローン計算の月支払額を求める。
= PMT(利率,期間,現在価値,将来価値)
  1. セルD11を選択する。
  2. 「=PMT(C9/12,C10,C12,-C13)」と数式を作成する。
    ▼ 図03-07 PMT関数の入力
    図03-07 PMT関数の入力

PV関数

積立やローンの現在価値(積立の場合は頭金、ローンの場合は借入可能額)を求める関数です。今回は、年利8.5%で5年間毎月20,711円を積み立てて200万円を貯めた場合、積立スタート時に必要な貯蓄はいくらかを求めてみましょう。

PV 関数
積立やローン借入額の現在価値を求める。
= PV(利率,期間,定期支払額,将来価値)
  1. セルD12を選択する。
  2. 「=PV(C9/12,C10,C11,-C13)」と数式を作成する。
    ▼ 図03-08 PV関数の入力
     図03-08 PV関数の入力

FV関数

積立やローンの将来価値を求める関数です。今回は、年利8.5%で5年間毎月20,711円を積み立てた場合、いくら貯まるかを求めてみましょう。なお、積立スタート時すでに30万円は貯蓄されています。

FV 関数
積立やローンの将来価値を求める。
= FV(利率,期間,定期支払額,現在価値)
  1. セルD13を選択する。
  2. 「=FV(C9/12,C10,C11,C12)」と数式を作成する。
    ▼ 図03-09 FV関数の入力
     図03-09 FV関数の入力

これらの財務関数を使用する際の注意点は「利率や支払額の単位を揃えること」、積立の場合は“現在価値”は頭金、“将来価値”は積立目標額となり、ローンの場合は“現在価値”は借入金全額、“将来価値”は返済済みの金額となります。

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