指定した期間内の最大値を表示する。
今度はある期間内における最大値を表示させます。期間を条件に指定する時は、期間の始まりと終わりの二つを指定します。
- セルJ25を選択する。
- [関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図05-01 セルJ24を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリック
- [関数の分類]ボックスから[データベース]を選択する。
- [関数名]ボックスから[DMAX]を選択する。
- [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図05-02 [関数の挿入]ダイアログボックス
- セルB4からE40をドラッグし、[データベース]ボックスに「B4:E40」と表示されていることを確認する。
- [Tab]キーを押して、[フィールド]ボックスにカーソルを移動する。
- セルE4をクリックし、[フィールド]ボックスに「E4」と表示されたことを確認する。
- [Tab]キーを押して、[条件]ボックスにカーソルを移動する。
- セルG24からH25をドラッグし、[条件]ボックスに「G24:H25」と表示されたことを確認する。
※期間のように、2つの条件をAND条件(〜かつ〜)で指定したいときには、2箇所とも項目名を入力し、その下に条件を同じ行に入力します。 - [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図05-03 [関数の引数]ダイアログボックス
数式が完成しました。
2008年12月10日〜19日の期間での最大値を求めたい場合には、セルG25に「>=2008/12/10」、セルH25に「<=2008/12/19」と入力します。指定した期間の最大値が表示されました。▼ 図05-04 期間を条件に最大値を表示
指定した曜日の最大値を表示する
最後に曜日を指定して、その最大値を表示してみましょう。
曜日を数字で表現すると、日曜日を1として、月曜日は2、火曜日は3…という風に、日曜日から土曜日までを1から7の数字で表現することができます。
今回は、関数名を入力し、ショートカットキーを使って[関数の引数]ダイアログボックスを表示しましょう。
- セルJ29を選択する。
- 数式バーに「=DMAX」と入力し、[Ctrl]+[A]キーを押して[関数の引数]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図05-05 ショートカットキーを使って[関数の引数]ダイアログボックスを表示
- セルB4からE40をドラッグし、[データベース]ボックスに「B4:E40」と表示されていることを確認する。
- [Tab]キーを押して、[フィールド]ボックスにカーソルを移動する。
- セルE4をクリックし、[フィールド]ボックスに「E4」と表示されたことを確認する。
- [Tab]キーを押して、[条件]ボックスにカーソルを移動する。
- セルH28からH29をドラッグし、[条件]ボックスに「H28:H29」と表示されたことを確認する。
- [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図05-06 [関数の引数]ダイアログボックス
数式が完成しました。
火曜日の最大値を求めたい場合には、セルH29に「3」と入力します。指定した曜日の最大値が表示されました。
いかがでしたか?今回はデータの中での最大値を表示したり、○番目に大きな値を表示したりと、統計に使える関数を紹介しました。これらの関数は応用次第で様々な用途に使えると思います。また、他の関数と組み合わせれば、さらに複雑な条件で値を表示させることができるようになるでしょう。サンプルファイルをきっちりと学習し、さらに複雑な関数にもチャレンジしてみてください!