活用技3 メンバーかどうかを判定し、メンバー以外の件数を求める
入力されている顧客がメンバーかどうか、COUNTIF関数を使って調べてみましょう。 ポイントは、セルC5から順にメンバーと同じ名前があるかをどうかを確認していく点です。メンバーリストに存在すれば「1」、メンバーリストになければ「0」の値が返されます。
メンバーかどうか調べる
- セルE5を選択する。
- [関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスを表示する。
- [関数の分類]ボックスから[最近使用した関数]、[関数名]ボックスから[COUNTIF]を選択する。
※ 数式バー右端のボックスから[COUNTIF]を選択しても構いません。 - [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図06-01 COUNTIFでメンバーを探す
- セルB16:C17をドラッグし、[範囲]ボックスに「B16:C17」と表示する。
- 絶対/相対参照を切り替えるために[F4]キーを一度押す。
- [Tab]キーを押して[検索条件]ボックスにカーソルを移動し、セルC5をクリックする。
- [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図06-02 メンバーかどうか調べる
[F4]キーを押して絶対参照を定義するのは、メンバーズリストが表示されているセル範囲B16:C17の値から、常にメンバーであるかどうかを判断するためです。 メンバーズリストに名前が存在すれば「1」、ないときは「0」が表示されます。オートフィル機能を使って、他の人も同様に確認してみましょう。
メンバーでない名前の個数を求める
- セルL14を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックして、[関数の挿入]ダイアログボックスが表示されたら、COUNTIF関数を選ぶ。
- セルE5:E12をドラッグし、[範囲]ボックスに「E5:E12」と表示する。
※ [範囲]ボックスに「E5:E12」と入力しても構いません。 - [Tab]キーを押してカーソルを移動し、[検索条件]ボックスに「0」を入力する。
※ メンバーでなければ「0」と表示されているため、「0」の件数をCOUNTIF関数でカウントします。 - [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図06-03 新規申込者を求める
これで、新規申込者の人数が求められました。
いかがでしたか?COUNTIF関数を使うと、さまざまな件数が求められることができます。また、COUNTIF関数を2、3回と組み合わせることで、複雑な計算も簡単に求めることができました。サンプルファイルを使って繰り返し練習し、COUNTIF関数の使い方を確実に身につけましょう。