特異なデータを除いて平均を求めるには?!
平均を求める関数と言えば『AVERAGE関数』ですが、AVERAGE関数は引数に指定した範囲内の数値すべてを対象に、平均を求める関数です。
例えば、ある商品は半額セールを年1回実施します。半額ですから普段の数倍も売り上げがアップします。しかし、その商品の販売実績を集計する際、月間の売上数平均に半額セール期間のデータを含めてしまうと、どうでしょうか?
当然、数値は高くなります。でも、年1回の半額セール期間を含めた販売実績で、今後の販売目標を決めてしまうと、適切な目標にはなりえません。
もちろん実績を出すときは、半額セール期間のデータを含める必要はありますが、目標を立てる際には半額セールのような極端に異なるデータは除いて計算するほうがより現実的な数値を算出できます。
Excelには、極端に異なるデータを除いて平均を求めることができる『TRIMMEAN関数』や上位○%のデータで平均を求める『PERCENTILE関数』など、平均を求めるための関数が用意されています。
今回は、5年間のExcelスキル検定の月間受験数を使って、いろいろな平均値を求めてみましょう。
今回ご紹介する関数
- TRIMMEAN関数
- PERCENTILE.INC関数
- DAVERAGE関数

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