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4_表示形式を変更する関数 6/6

第10回 表示形式を変更する関数を活用| 1/6  2/6  3/6  4/6  5/6  6/6 

数値を桁区切りのカンマ付きで表示させる

先ほどはYEN関数を使い、「\」マーク付きの数値を表示させました。
続いて、数値を桁区切りのカンマ付きで表示させるFIXED関数を使ってみましょう。
FIXED関数の書式は、「=FIXED(数値,桁数,桁区切り)」です。桁数は省略すると、小数点第2位まで表示されます。また、桁区切りに「TRUE」を指定すると3桁区切りのカンマが表示されなくなりますので注意しましょう。

▼ 図6-1 FIXED関数に置き換える
FIXED関数に置き換える
  1. セルA11を選択し、数式バーの「YEN」を範囲選択する
  2. 「FIXED」と入力する
  3. 「MAX(C4:C7)」の後ろにカーソルを移動し、「,0」と入力する
  4. 「です"」の前にカーソルを移動し、「円」と入力する
    ※ 通貨記号が表示されなくなるため、「円」を表示させます。
  5. [Enter]キーで確定する

今回、計算結果と文字列をつなぐ際に『&』演算子を使用しましたが、CONCATENATE関数を使用することも可能です。
今回の数式をCONCATENATE関数で置き換えてみると…。

▼ 図6-2 CONCATENATE関数を使用する
CONCATENATE関数を使用する
  1. セルA13を選択する
  2. [関数の挿入]ダイアログボックスから[CONCATENATE]を選択する
  3. [文字列1]ボックスに「一番高いレッスン料金は」と入力する
  4. [文字列2]ボックスには「FIXED(MAX(C4:C7),0)」を作成する
  5. [文字列3]ボックスには「円です」と入力する
  6. [OK]ボタンをクリックする
▼ 図6-3 数式が完成
数式が完成

このようにCONCATENATE関数を使って、文章や計算結果を結合することもできます。

これで解説は以上です。お疲れ様でした!

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