支払期限が土日の場合は金曜日に変更する
EOMONTH関数を使って、支払期限を月末に指定できました。
続いて、支払期限が土日の場合はその翌日の月曜日となるよう設定をしてみましょう。
E列に作成した数式を活用することもできますが、かなり関数のネスト数が多くなり、ややこしくなってしまうため、今回はF列に新しい列を挿入し、そちらに数式を作成していきましょう。
支払期限が土日かどうかを判定するには、WEEKDAY関数を使用します。
▼ 図4-1 F列に新しい列を挿入
- F列を列単位で範囲選択する
- 選択範囲内で右クリックし、[挿入]を選択する
▼ 図4-2 条件式を作成
- セルF4を選択し、[関数の挿入]ボタンから[IF関数]を挿入する
-
[論理式]ボックスにカーソルがある状態で、数式バー左側のボックスから[WEEKDAY]を選択する
※ 一覧に表示されない場合は、[その他の関数]を選択して[関数の挿入]ダイアログボックスから指定します。
▼ 図4-3 WEEKDAY関数を作成
- [シリアル値]ボックスには、セルE4を選択する
- 数式バーの「IF」をクリックし、IF関数の[関数の引数]ダイアログボックスに戻る
▼図4-4 日曜日の場合の条件式を作成
- [論理式]ボックスの「WEEKDAY(E4)」の後ろに「=1」と入力する
※ WEEKDAY関数は、シリアル値に指定した日付が日曜日の場合は「1」を返します。 - [真の場合]ボックスには「E4+1」を入力する
※ 日曜日の場合、月曜日は1日後にあたるので「1」をたします。 - [偽の場合]ボックスにカーソルがある状態で、数式バー左側のボックスから[IF]を選択する
▼ 4-5 土曜日の場合の条件式を作成
- [論理式]ボックスには、先ほどと同様に「WEEKDAY(E4)=7」と条件式を作成する
※ WEEKDAY関数は、シリアル値に指定した日付が土曜日の場合は「7」を返します。 - [真の場合]ボックスには「E4+2」を入力する
※ 土曜日の場合、月曜日は2日後にあたるので「2」をたします。 - [偽の場合]ボックスにはセルE4を選択する
- [OK]ボタンをクリックする
▼ 図4-6 数式をコピーする
- 数式が完成したら、セルF10までオートフィル機能を使ってコピーする
▼ 図4-7 支払期限が土日の場合は月曜日に変更される
セルF3に「支払期限」と入力し、E列は非表示にしておきます。
F列の支払期限を確認すると、7月1日は日曜日なので翌日の月曜日7月2日になっていることが確認できます。
このようにWEEKDAY関数と組みわせることで、曜日に応じて日付の変更もできるようになります。