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7_実践的なIF関数〜日付関係においてのIF関数〜(Excel2016) 3/5

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支払期日を月末にする

IF関数とさまざまな日付関数を組み合わせることで、購入日をもとに支払期限を求めることができました。
では、支払期限を購入日の翌月末、もしくは翌々月末にしたい場合はどうしたらいいでしょうか?
例えば、6月10日に購入した場合は7月末日となりますので「7月31日」、7月20日に購入した場合は9月末日となりますので「9月30日」となり、日付部分が月により変動してしまいます。

そんな時には、月末日を求める『EOMONTH関数』を使います。ただし、EOMONTH関数を使うには、アドイン機能の分析ツールがオンになっている必要があります(2003以前のバージョンを使用している場合)。

▼ 図3-1 [関数の挿入]ダイアログボックス
分析ツールをオンにする
  1. セルE4からE10を範囲選択し、数式を削除する
  2. セルE4を選択し、[関数の挿入]ボタンから[IF関数]を挿入する
  3. IF関数の[関数の引数]ダイアログボックスが表示されたら、[論理式]ボックスに「DAY(A4)<=15」と数式を作成する
    ※ 購入日が15日以前の場合という条件を作成します。
  4. [真の場合]ボックスにカーソルを移動し、数式バー左側のボックスから[その他の関数]を選択して[関数の挿入]ダイアログボックスを表示する
▼ [条件付き書式の設定]ダイアログボックス
[条件付き書式の設定]ダイアログボックス
  1. [分類]ボックスから[日付/時刻]を選択する
  2. [関数名]から[EOMONTH]を選択する
  3. [OK]ボタンをクリックする
▼ 図3-3 [関数の引数]ダイアログボックス
[関数の挿入]ダイアログボックス
  1. [開始日]ボックスにセルA4をクリックする
  2. [月]ボックスに「1」と入力する
    ※条件文を15日以前にしたため、翌月=1と入力します。
  3. 数式バーの「IF」をクリックし、IF関数の[関数の引数]ダイアログボックスに戻る
▼ 図3-4 IF関数の[関数の引数]ダイアログボックス
[関数の引数]ダイアログボックス
  1. [真の場合]ボックスに入力された「EOMONTH(A4,1)」を[偽の場合]ボックスにコピーする
  2. [負の場合]ボックスにコピーされた数式を「EOMONTH(A4,2)」に修正する
    ※購入日が15日以降の場合は翌々月末となるため、翌々月=2に修正します。
  3. [OK]ボタンをクリックする
▼ 図3-5数式をコピーする
表示形式を変更し、数式をコピーする
  1. 数式が完成したら、セルE10までオートフィル機能を使ってコピーする
▼ 図3-6 支払期限が表示される
図3-6 支払期限が表示される

購入日が15日以前の場合は翌月末日、16日以降の場合は翌々月末日になっていることを確認しましょう。

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