支払期日を月末にする
IF関数とさまざまな日付関数を組み合わせることで、購入日をもとに支払期限を求めることができました。
では、支払期限を購入日の翌月末、もしくは翌々月末にしたい場合はどうしたらいいでしょうか?
例えば、6月10日に購入した場合は7月末日となりますので「7月31日」、7月20日に購入した場合は9月末日となりますので「9月30日」となり、日付部分が月により変動してしまいます。
そんな時には、月末日を求める『EOMONTH関数』を使います。ただし、EOMONTH関数を使うには、アドイン機能の分析ツールがオンになっている必要があります(2003以前のバージョンを使用している場合)。
▼ 図3-1 [関数の挿入]ダイアログボックス
- セルE4からE10を範囲選択し、数式を削除する
- セルE4を選択し、[関数の挿入]ボタンから[IF関数]を挿入する
- IF関数の[関数の引数]ダイアログボックスが表示されたら、[論理式]ボックスに「DAY(A4)<=15」と数式を作成する
※ 購入日が15日以前の場合という条件を作成します。 - [真の場合]ボックスにカーソルを移動し、数式バー左側のボックスから[その他の関数]を選択して[関数の挿入]ダイアログボックスを表示する
▼ [条件付き書式の設定]ダイアログボックス
- [分類]ボックスから[日付/時刻]を選択する
- [関数名]から[EOMONTH]を選択する
- [OK]ボタンをクリックする
▼ 図3-3 [関数の引数]ダイアログボックス
- [開始日]ボックスにセルA4をクリックする
- [月]ボックスに「1」と入力する
※条件文を15日以前にしたため、翌月=1と入力します。 - 数式バーの「IF」をクリックし、IF関数の[関数の引数]ダイアログボックスに戻る
▼ 図3-4 IF関数の[関数の引数]ダイアログボックス
- [真の場合]ボックスに入力された「EOMONTH(A4,1)」を[偽の場合]ボックスにコピーする
- [負の場合]ボックスにコピーされた数式を「EOMONTH(A4,2)」に修正する
※購入日が15日以降の場合は翌々月末となるため、翌々月=2に修正します。 - [OK]ボタンをクリックする
▼ 図3-5数式をコピーする
- 数式が完成したら、セルE10までオートフィル機能を使ってコピーする
▼ 図3-6 支払期限が表示される
購入日が15日以前の場合は翌月末日、16日以降の場合は翌々月末日になっていることを確認しましょう。