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2_実践的なデータベース関数 2/5

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条件に合うデータを合計する

データベース関数の『DSUM関数』は指定した条件に合うデータの合計を求めます。
今回は、渋谷区の企業で売上金額が50,000円以上、もしくは見込率が「◎」の企業への訪問回数を合計しましょう。

データベース関数は、条件は数式内で指定するのではなく、セルに指定しておく必要があります。
まずは、条件を入力していきましょう。今回は、セルB2からD2に項目名(フィールド名)、セルB3からD4に条件を入力するスペースを用意してあります。

▼ 図2-1 条件を設定する
  1. セルB2に「市区町村」と入力する
  2. セルC2に「売上合計」と入力する
  3. セルD2に「見込度」と入力する
    ※ 1〜3の項目名は、元となるリストからコピーしても構いません。
  4. セルB3とB4に「渋谷区」と入力する

    ※ セルB3とB4を選択して「渋谷区」と入力した後、[Ctrl]+[Enter]キーで確定すれば2つのセルに同時にデータが入力できます。

  5. セルC3に「>=50000」と入力する
  6. セルD4に「◎」と入力する
▼ 図2-2 DSUM関数を作成する
図2-2 DSUM関数を作成する
  1. (DSUM関数を入力する)セルF4を選択する
  2. [関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスを表示する
▼ 図2-3 [関数の挿入]ダイアログボックス
  1. [関数の挿入]ダイアログボックスの[関数の分類]から[データベース]を選択する
  2. [関数名]から[DSUM]を選択する
  3. [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する
▼図2-4 [関数の引数]ダイアログボックス
[関数の挿入]ダイアログボックス
  1. [データベース]にはセルB7からI16をドラッグして指定する
    ※ リスト範囲に名前を付けておくと、ドラッグせずに名前で指定できます。
    今回はB7からI16までに「list」と名前を付けているため、ドラッグすると「list」に自動変換されます。
  2. [フィールド]にはセルI7をクリックして指定する
    ※ 集計したいフィールド名が入力されているセルを指定します。
  3. [条件]にはセルB2からD4をドラッグする
    ※ 検索条件にはフィールド名を含めて指定します。
  4. [OK]ボタンをクリックする
▼図2-5 DSUM関数が完成

渋谷区で売上合計が50,000円以上、もしくは見込度が「◎」の訪問回数合計が確認できます。
このように複雑な条件での集計もDSUM関数を使えば、簡単に求められます

知っておくと便利!

《名前の貼り付け》

関数の引数に名前が定義されている範囲を指定したい場合は、
[名前の貼り付け]ダイアログボックスを使うと便利です。

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