条件の設定方法を完全にマスターしよう
SUMIF関数の条件には、“>”“<”などの演算子を使うことはできますが、“〜以上”“〜未満”などの2つの条件を設定できません。
ただし、SUMIF関数をふたつ組み合わせて使えば、“〜以上”“〜未満”といった条件も設定できます。
今回は、平日集計と週末集計を求める方法を例にご紹介しましょう。
SUMIF関数を使って平日と週末の売上を求めるには、曜日は直接入力せずにWeekday関数を使って入力しましょう。
その値を基にSUMIF関数で集計をしていきます。
▼ 図3-1 平日売上を集計する
- 平日の売上集計を求めたいセルI12を選択する
- 先ほどと同様に[関数の挿入]ボタンから[関数の挿入]ダイアログボックスを呼び出し、SUMIF関数を選択する
- [範囲]ボックスには条件である曜日を含むセルC6からC35を指定する
※ 曜日にはあらかじめWeekday関数が設定してあります。
知っておくと便利!
《Weekday関数》
指定した日付から曜日を求める関数です。
結果は数値で返されるため、
“日”“月”・・・などと表示したい場合は、
セルの表示形式を設定します。
※[セルの書式設定]は、セルにカーソルをあわせて右クリック。
▼ 図3-2 [関数の引数]ダイアログボックス
- [検索条件]には「6未満だった場合」という条件を指定する
※ 今回、「金・土・日」を週末として計算するため、まず「金・土」を除外します - [合計範囲]には、集計したい値を含むセルF6からF35を選択する
▼ 図3-3 日曜日の値を除外する
日〜木の集計が求められたので、日曜日の集計を引くことで平日売上が求められます。
- 数式バー内の数式の末尾に「−」を入力し、数式バー左端の名前ボックスに表示されている[SUMIF]をクリックして、再度SUMIFの[関数の引数]ダイアログボックスを表示する
▼ 図3-4 [関数の引数]ダイアログボックス
- [範囲]と[合計範囲]は先ほどと同様に設定し、[検索条件]には「1」と入力する
- [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図3-5 週末の売上は引き算で・・・
平日の売上が求められます。週末の売上は、全体の合計セルF36から平日の売上セルI12を引く数式を使って求めます。