行/列を非表示にして印刷する
選択した行や列を非表示にすると、必要なデータだけを表示することができ、また、表示された必要なデータだけを印刷できます。非表示にしても、その部分のデータが削除されるわけではなく、一時的に非表示になるだけなので、計算上必要でも印刷したくないデータを非表示にすると便利です。非表示にしたデータは、いつでも再表示することが可能です。
行を非表示にする
行を非表示にするときには、目的の行のセルを選択して[ホーム]タブの[セル]グループにある[書式]ボタンから[表示設定]の[非表示/再表示]>[行を表示しない(R)]を選択します。また、行全体を選択したときには、ショートカットメニューの[非表示(H)]を選択して非表示にもできます。
1. 非表示にする行を選択します。
2. [セル]グループの[書式]ボタンをクリックし、[表示設定]の[非表示/再表示]から[行を表示しない(R)]をクリックします。
3. 選択した行が非表示に設定されます。
列を非表示にする
列の非表示も行と同様に、目的の列を選択して[ホーム]タブの[セル]グループにある[書式]ボタンから[表示設定]の[非表示/再表示]>[列を表示しない(C)]、ショートカットメニューの[非表示(H)]を選択します。
1. 非表示に設定する列を選択します。
2. [セル]グループの[書式]ボタンをクリックし、[表示設定]の[非表示/再表示]から[列を表示しない(R)]をクリックします。
3. 選択した列が非表示に設定されます。
なお、非表示にした行や列は、印刷されません。
行や列を再表示する
非表示にした行を再表示するときには、非表示の行を上下にはさむように行をドラッグして選択し、[ホーム]タブの[セル]グループにある[書式]ボタンから[行の再表示]を選択します。または、ショートカットメニューから[再表示(U)]を選択します。
1.非表示の行を上下に挟んで選択します。
2.[行の再表示(U)]コマンドを実行します。
列の再表示も同様の操作です。
なお、上下に挟めない行1や、左右にはさめない列Aを再表示するときには、[全セル選択]ボタンで全セルを選択してから[再表示(U)]を選択します。
アウトラインを利用する
データを非表示にする方法の1つに「アウトライン」機能があります。アウトラインを一度設定すれば、データの表示/非表示をさらに簡単に切り替えることができます。アウトラインを設定するには、グループ化したい行または列を選択し、[データ]タブの[アウトライン]グループにある[グループ化]ボタンを選択します。行番号の上または列番号の左に設定される「-」ボタンをクリックするとグループが非表示になり、「+」ボタンをクリックすると再表示されます。