HOME > モーグ学習室 > Excel 基礎 > 第4回 表の体裁を整える > Lesson33:配置と折り返しを設定する

Lesson33:配置と折り返しを設定する

配置と折り返しを設定する

標準の設定では、文字列データは左詰め、数値や日付などの数値データは右詰めに、自動的に表示されます。データの表示位置は、後から[セルの書式設定]ダイアログボックスの[配置]タブや[配置]グループのボタンで自由に変更できます。セル内の文字列を縮小して全体を表示したり、文字列データの位置を変更したり回転させたりできるので、より見やすい表を作ることができます。

横の表示位置を変更する

データを表示するときの横位置は、[配置]タブの[横位置(H)]ボックスで変更します。

▼ 横位置を設定する
横位置を設定する

セル内の横位置の設定には、「中央揃え」や「左詰め(インデント)」(コマンドボタンは「左揃え」)など次のような種類があります。

▼ データの横位置を変更する
データの横位置を変更する
配置 説明
中央揃え 文字列をセルの中央に配置します。
左揃え
文字列をセルの左側に寄せます。左詰めに設定した際には、インデント(頭下げ)を設定して見出しを階層化できます。
右揃え 文字列をセルの右側に寄せます。
上揃え 文字列の縦位置を上詰めで表示します。
下揃え
文字列縦位置を下詰めで表示します。
上下中央揃え 文字列をセル内の上下中央に表示します。
均等割り付け
文字列をセルの幅に合わせて均等に配置します。セルの書式設定を開き、[文字の配置]にある[横位置(H)]と[縦位置(V)]を「均等割り付け」に設定すれば、見栄えが良くなります。
選択範囲内で中央
この例では、セルA1からD1を選択してから「選択範囲内で中央」を指定しています。なお、データが入力されているのは、セルA1です。[セルを結合して中央揃え]ボタンで設定した中央揃えとは異なり、セルは結合されません。

文字列の折り返しと縮小

長い文字列をセル内に表示するには、次のような3通りの方法があります。

文字列をセル内で折り返す方法

[配置]グループの[折り返して全体を表示する]ボタンをオンにすると、セルに収まらないデータは複数行に渡ってセル内に表示されます。

▼ セル内で折り返して全体を表示する
セル内で折り返して全体を表示する

データを任意の位置で改行する方法

データの入力中に[Alt]+[Enter]キーを押すと、データを改行できます。

▼ セル内で改行する
セル内で改行する

文字を縮小して全体を表示する方法

セル内に表示し切れないデータは、列の幅の変更、または、データの改行によってセル内に収めることができます。しかし、Excel 2013にはもう1つ、列の幅に合わせてフォントサイズを自動調整する方法があります。[配置]グループのダイアログボックス起動ツールをクリックして、[セルの書式設定]を開きます。[文字の制御]にある[縮小して全体を表示する(K)]チェックボックスをオンにすると、列の幅よりも長いデータが入力されたら、フォントサイズが自動縮小されてセル内に収まるように調整されます。

縦の表示位置を変更する

縦位置は、既定では「中央揃え」に設定されています。[セルの書式設定]ダイアログボックスでは、セル内の縦位置も設定できます。行高が高い場合のレイアウト調整に利用すると便利です。[セルの書式設定]ダイアログボックスの[配置]タブから[縦位置]で変更できます。

▼ 縦位置を設定する
縦位置を設定する

<< 前のレッスン    次のレッスン >>