関数を入力する
関数は「使用する関数」「引数」から構成されています。引数は2つ以上必要なケースがあり、そのときには、引数と引数をカンマ「,」で区切ります。また、関数名のスペルは、小文字で入力しても大文字に変換され、全角で入力しても半角に変換されます。
下の図では、セルF4に4月の成績の合計(C4からE4まで)を、SUM関数で求めています。
引数として連続するセル範囲を指定する場合は、左上端のセルと右下端のセルをコロン「:」で区切って指定します。上の図では、「C4:E4」となります(左上端のセルC4から右下端のセルE4までのセル範囲)。
[関数の挿入]ダイアログボックスを使って関数を入力する
[関数の挿入]ダイアログボックスを利用すると、関数名のスペルや引数を覚えていなくても、簡単に関数を入力できます。ここでは[関数の挿入]ダイアログを使って、平均を求めるAVERAGE関数をセルG4に入力し、平均を求める方法を解説します。
●AVERAGE関数を使う方法
1. 数式を入力するセルを選択して数式バーの[関数の挿入]ボタンをクリックする
2. [関数の挿入]ダイアログボックスから使用したい関数をクリックする。
[関数の挿入]ダイアログボックスが表示されたら、まず目的の関数が属する分類を選択します。もし分類がわからなければ、[すべて表示]を選択します。次にアルファベット順に表示された関数名の一覧から、目的の関数を選択し、[OK]をクリックします。
[関数の挿入]ダイアログボックスは、上記の方法の他にも、以下の3通りの方法で表示できます。
- [数式]タブから[関数の挿入]ボタンをクリックする。
- [ホーム]タブか[数式]タブにある[オートSUM ]ボタンをクリックし、[その他の関数(F)]をクリックする。
- ショートカットキーを利用する。([Shift]+[F3]キー)
3. [関数の引数]ダイアログボックスに、引数にしたいセル範囲を入力する。
[関数の引数]ダイアログボックスで引数を指定します。使用したい関数を選択したときに、自動的に引数が入力されている場合がありますが、適切なセル範囲ではないケースがあります。このときは適切なセル範囲を指定し直します。下図の場合、はじめの引数には「C4:F4」と入力されていましたが、合計の値は除くため、「C4:E4」に変更します。
4. [OK]ボタンをクリックする
セルにAVERAGE関数が入力されます。