=A1:A3 と =@A1:A3 の違いについて。
【1】@→共通部分参照...共通行[列]のセル1つだけを返します。
A B
1 1 1 =A1:A3...@をつけないと、最新のExcelの場合A1:A3の3つの値が下方向に
2 2 2 自動的にあふれる(スピル)
3 3 3
A B
1 1 1 =@A1:A3...@を付けた式を1行目に入れると、共通行のA1の値だけ
2 2
3 3
A B
1 1
2 2 2 =@A1:A3...@を付けた式を2行目に入れると、共通行のA2の値だけ
3 3
A B
1 1
2 2
3 3 3 =@A1:A3...@を付けた式を3行目に入れると、共通行のA3の値だけ
【2】以前のExcelの場合... =A1:A3のように@を付けなくても暗黙的に共通部分参照が起きていました。
つまり、3つではなくて共通行のセル1つしか返りませんでした。
A B
1 1 1 =A1:A3...1行目に入れると、共通行のA1の値だけ
2 2
3 3
A B
1 1
2 2 2 =A1:A3...2行目に入れると、共通行のA2の値だけ
3 3
A B
1 1
2 2
3 3 3 =A1:A3...3行目に入れると、共通行のA3の値だけ
【3】バージョンによって表示される結果が異なるのは避けたいですね。
そこで、新しいExcelで読み込んだ際に、数式の先頭に@をつけて共通部分参照を明示しようとするようです。
これで古いExcelの結果と同じように強制的にセル1つだけを返します。
「@がなくても結果が同じだな、おせっかいなことしやがって」と思われる状況なら、
削除してもいいと思います。