フリーソフト

条件付きカレンダーフォーム V1.000

(WinArrow 作)
■解説
 業務上の入力条件が動的に設定できるカレンダーフォームです。

 カレンダーより「日付」入力を支援するツールとして
 「カレンダーコントロール」や「DTPicker」などがあります。
 その他いくつかのフリーソフトもあります。

 「日付」には、使用する目的や役割に応じてたくさんの日付が存在します。
 各々の日付には、性質というか性格があり、入力の際、誤入力されないように
 チェックすることが必要ですが、業務あるいはデータによってチェックのロジックは、
 異なります。

 例えば、名簿作成で、「生年月日」という日付項目が存在する場合、「生年月日」には
 未来日はあり得ませんから、過去日であることをチェックする必要があります。
 ただし、業務によっては、単純に過去日だけでは不十分な場合が多く、ある期間内という
 判断基準が必要です。

 また、製造、販売、サービス関連の業務では、「休日ならば」とか「祝日ならば」
 というような判断が必要な場合もあります。

 「カレンダーコントロール」などの支援ツールには、日付ならば何でも入力できて
 しまうところがあり、各々のアプリケーション側で取得した日付のチェックを行うこと
 になります。

 本ソフトは、各種の場面を想定して、条件設定(しかも動的に)ができる機能を組込んだ
 カレンダーフォームです。
 
 本ソフトを利用するには、マクロ記述が必要です。
 利用するマクロの中で呼出し時に設定した条件によって、「表示しない」「選択できない」
 「選択すると警告を表示する」をサポートしています。

 加えて、わかりやすいように文字色を曜日や祝日に対応して変更する設定、表示形式の
 設定などのGUIを備えています。1つのデータ(レコード)内に複数の日付項目が存在する
 場合、各々で条件を指定してカレンダーフォームを呼び出すことができます。

 「表示できない」「選択できない」ならば、各々のアプリケーション側ではチェックする必要が
 なくなります。そのような観点で、開発担当者の負荷軽減と開発期間短縮に寄与できるものと
 考えています。


【機能】
・カレンダーとして表示可能な年月が指定できます。
 (表示対象最小年月と最大年月を指定します)

・選択できる「日」の範囲を指定できます。
 (選択可能な最小年月日、最大年月日を指定します。
 また、休日(曜日、祝日など)を指定して入力禁止することもできます。)

・業務上、例外日選択時、警告メッセージが表示できます。

・曜日および祝日に当たる「日」の文字色が指定できます。
 (曜日文字色や祝日文字色はセルの書式で指定します)

・祝日名が表示できます。
 (祝日リストは、標準的なもの以外にも、ユーザーで作成した休日リストを
  指定することができます)
  ※組込の祝日リストは、平成17年の法律改正が反映されています。
  今後、法律改正があった場合は、変更する必要があります。

・カレンダータイトルに表示する「年月」の書式が指定できます。

・本ソフトを使うには、事前に「どのようなタイミングで」「どこに日付を格納する
 のか?」「どのような条件なのか?」という検討(設計)が必要です。
 
 「どのようなタイミング」:セルやテキストボックスなどを選択した時とか、
 ダブルクリックした時とか、コマンドボタンをクリックした時・・・など
 「どこに」:セル、図形、テキストボックス、・・・・など
 「どのような条件」:表示する期間や入力可能期間・・・・・など

・上述の設定の結果で、カレンダーフォーム呼出コードを記述するプロシジャが決まります。
 セルや図形などに日付を格納する場合は、シートイベント、または標準モジュール
 ユーザーフォームのコントロールに日付を格納するならば、ユーザーフォームモジュール
 または標準モジュールです。
 
・シートに入力する関数では使用できません

・ある程度のVBAスキルが必要です。


【今回のバージョンアップ解説】
V1.000 新規リリース


■動作環境
Windows 95/98/ME/NT4.0/2000/XP & Excel 2000,2002,2003,2007



フリーウェア

ファイルサイズ:736286 byte


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