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第2回 ボタンクリックでマクロを実行 4/4

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マクロの中身を確認する

記録したマクロは、VBAのプログラムコードに変換されます。変換されたコードを確認する方法について簡単に解説しておきましょう。

マクロの内容を確認

マクロの内容を確認するには、[マクロ]ダイアログボックスを使用します。

  1. [ツール]メニューの[マクロ]から[マクロ]を選択し、[マクロ]ダイアログボックスを表示する。
    ▼図04-01 [マクロ]ダイアログボックスを表示
    図04-01 [マクロ]ダイアログボックスを表示

    【Excel2007の場合】

    Excel2007ではメニューバーでなく、リボンを使用します。[開発]タブが表示されている場合には、[マクロ]ボタンをクリックすると表示できます。
    ▼図04-02 Excel2007での[マクロ]ダイアログボックスの表示
    図04-02 Excel2007での[マクロ]ダイアログボックスの表示
  2. [マクロ名]の一覧から「Delfinish」を選択する。
  3. [編集]ボタンをクリックする。
    ▼図04-03 [マクロ]ダイアログボックス
    図04-03 [マクロ]ダイアログボックス
    ▼図04-04 VBエディタ
    図04-04 VBエディタ

以上の手順でVBエディタを開くと、マクロの内容を確認できます。
リスト1は「Delfinish」マクロのコードです。[マクロの記録]ダイアログボックスで設定したマクロ名と説明文がコメントとして載っています。

▼リスト1 「Delfinish」マクロのコード
Sub DelFinish()
'
' DelFinish Macro
' 実行日が入力されている行を、一括削除する
'

'
    Range("A2").Select
    Range(Selection, ActiveCell.SpecialCells(xlLastCell)).Select
    Selection.AutoFilter Field:=1, Criteria1:="<>"
    Selection.SpecialCells(xlCellTypeVisible).Select
    Selection.EntireRow.Delete
    Selection.AutoFilter Field:=1
    Range("A1").Select
End Sub

記録内容は「Sub〜End Sub」の間に記述されています。マクロ名は「Sub」の後ろに「DelFinish()」のように記述されます。また、「Range("A2").Select」は「A2のセルを選択する」という意味です。記述されたコードを直接編集することでマクロの利用範囲広がります。確認が終わったら、ウィンドウ右上の[×]ボタンをクリックして、VBエディタを終了しましょう。

記録した内容を書き換え、より実用的なマクロに編集する方法などは、また次回以降の講座で紹介していきます。

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