●概要●
Word に作成した表でも、掛け算、割り算などの四則演算を使用できます。
●詳細●
まず最初に、Wordで作成した表のセル番地は、どのように認識されるか覚えておきましょう。
下図のように、Wordの表は Excelと同様に左端からA列と、1行目から行1と認識します。
四則演算の数式の入力方法は、下図サンプルに基づいて解説します。
- アジサイの「税抜き」に該当するセルにカーソルを移動
- [Ctrl]+[F9]キーを押して、フィールドコードを表示(フィールドコードは波括弧{ }で表されグレーに網掛けされている)
-
波括弧の中に計算式を入力
例:このサンプルでは2行目の各セルに以下のような計算式を入力(\記号以降は表示形式の設定)
「税抜き」(単価と数量を乗算)・・・{ = B2*C2 \# "#,##0" }
「税込み」(税抜きの値に1.05を乗算)・・・{ = D2*1.05 \# "#,##0"}
「割引(10%)」(税込みの値を0.9で除算)・・・{ = E2/0.9 \# "#,##0" }
「合計」(税込みの値から割引額を減算)・・・{ = E2-F2 \# "#,##0"}
- 各セルに数式を入力したら、[F9]キーを押して計算結果を表示
- 残りの空白セルに計算式を入力するため、2行目の値をコピーして3〜5行目に貼り付ける
- [Alt]+[F9]キーを押してすべてのフィールドコードを表示
- 3行目以降の計算式の行番号を修正
- 計算式が含まれるセルをすべて選択し[F9]キーを押してフィールドを更新
- [Alt]+[F9]キーを押しフィールドコードを非表示にして、セルの数値を表示
- 合計価格の算出は、SUM関数で結果を算出
●補足●
フィールドコードの更新、表示/非表示は、右クリックショートカットメニューからも操作できますがショートカットキーを覚えておくと便利です。