HOME > 即効テクニック > Excel VBA > 文字列操作関連のテクニック > 文字コードに対応する文字列を取得する(Chr関数)

即効テクニック

文字列操作関連のテクニック

文字コードに対応する文字列を取得する(Chr関数)

(Excel 2013/2016)
引数Charcodeで指定したASCIIコードに対応する文字列を返します。通常の文字列は勿論ですが、タブやラインフィールドなどの制御文字といわれるものにも文字コードが割り当てられているので、Chr関数を使用して表すことができます。また、それらには定数も用意されています。次の対応表を参照してください。


・代表的な制御文字 一覧

値                  定数        内容
Chr(0)              vbNullChar  値0を持つ文字
Chr(9)              vbTab       タブ文字
Chr(8)              vbBack      バックスペース文字
Chr(10)             vbLf        ラインフィード文字
Chr(13)             vbCr        キャリッジリターン文字
Chr(13) + Chr(10)   vbCrLf      キャリッジリターンとラインフィードの
                                組み合わせ


 構文 Chr(CharCode)

 設定項目        内容
 CharCode        文字列に変換するASCIIコードを指定 [省略不可]


次のサンプルは、指定した複数のセル範囲の文字列について、タブを用いて横位置を合わせ、キャリッジリターンを用いて改行して整形したうえで、メッセージボックスに表示するものです。


●サンプル●
Sub ChrSamp1()
    Dim myStr As String
    Dim i As Integer

    For i = 1 To 6
        myStr = myStr & Cells(i, 1).Value & Chr(9) & Chr(9) _
               & Cells(i, 2).Value & Chr(13)       '---タブと改行で整形
    Next i
    MsgBox myStr

End Sub