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メニューバー・ツールバー関連のテクニック

コマンドバーコントロールにテキストを設定する

(Excel 2000)
コマンドバーコントロールを文字列で認識するのに使用するテキストを設定します。
Captionプロパティはラベルテキストを、ToolTipTextプロパティはポップヒントのテキストを設定します。

構文  Object.Caption     ラベルテキスト  設定/取得
      Object.ToolTipText ポップヒント    設定/取得


設定項目  内容
Object    CommandBarButton、CommandBarComboBox、CommandBarControl、
          CommandBarPopupオブジェクト[省略不可]

次のサンプルは、指定したコントロールのラベルテキストとポップヒントのテキストを設定します。

●サンプル●
Sub CaptionAndToolTipTextSamp1()
    Dim myCB As CommandBarButton

    Set myCB = CommandBars("Sample").Controls(1)
    '---"Sample"の1つめのコマンドバーコントロールに対して
    With myCB
        .Caption = "サンプル ボタン1(&S)"  '---(1)ラベルテキスト設定
        .TooltipText = "切り取り"          '---(2)ポップヒントのテキスト設定
        .Style = msoButtonIconAndCaption   '---(3)ボタンの表示方法を設定
    End With
End Sub

(1)のステートメントでラベルテキストを設定し、(2)のステートメントでポップヒントのテキストを表示しています。なお、ToolTipTextプロパティを設定しない場合、Captionプロパティの設定値がポップヒントとして表示されます。(3)のステートメントで使用しているStyleプロパティは、コマンドバーの表示方法を設定するものです。

●ポイント●
(1)のステートメントで指定しているように、Captionプロパティの設定値の最後に"(&任意の半角英字)"を指定することで、[Alt]+[任意の半角英数]のキーボード操作で、対象のコマンドバーボタンにアクセスできるショートカットキーを設定することができます。