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ブックには「タイトル」や「作成者」などの情報を登録できます。 これらは、ブックのドキュメントプロパティと呼ばれ、次の操作で確認できます。 【Excel 2003まで】 [ファイル]-[プロパティ] 【Excel 2007以降】 [Office]ボタン-[配布準備]-[プロパティ] ブックのドキュメントプロパティはDocumentPropertyオブジェクトで表されます。 このDocumentPropertyオブジェクトには、次の2種類があります。 (1)組み込みのドキュメントプロパティ 「タイトル」や「作成者」など、あらかじめ決められた項目です。 これらは、BuiltinDocumentPropertiesコレクションで操作します。 次のコードは、アクティブブックの「タイトル」を表示します。Sub Sample1() MsgBox ActiveWorkbook.BuiltinDocumentProperties("Title") End Sub次のコードは、アクティブブックの「サブタイトル」を設定します。Sub Sample2() Dim buf As String buf = InputBox("設定するサブタイトルを入力してください") ActiveWorkbook.BuiltinDocumentProperties("Subject") = buf End Sub(2)ユーザー設定のドキュメントプロパティ ユーザーが自由に設定できる項目です。 これらは、CustomDocumentPropertiesコレクションで操作します。 次のコードは、ユーザー設定の「新しいプロパティ」を設定します。Sub Sample3() ActiveWorkbook.CustomDocumentProperties.Add _ Name:="新しいプロパティ", _ LinkToContent:=False, _ Type:=msoPropertyTypeString, _ Value:="任意の文字列" End Sub引数Nameには、プロパティの名称を指定します。 ユーザー設定のプロパティを、セルの値とリンクさせるときは、引数LinkToContentにTrueを設定します。 引数Typeには、登録するデータの種類を設定します。 引数Valueには、登録するデータを指定します。 次のコードは、ユーザー設定の「新しいプロパティ」を表示します。Sub Sample4() MsgBox ActiveWorkbook.CustomDocumentProperties("新しいプロパティ") End Sub