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表示されている値で計算を実行する|Excel 一般

数式と関数関連のテクニック

表示されている値で計算を実行する

(Excel 2000/2002/2003/2007/2010/2013/2016)

●概要●

Excelでは、セルに表示されている値ではなく、実際に保存されている値を使って計算が実行されます。
そのため、画面に表示されている値と、Excelが計算した結果の値が異なることがあります。
この誤差を防ぐ方法として、Excelのオプションを変更し、表示されている値で計算を実行させるようにする方法を紹介します。

●詳細●

実際の値で計算した場合と、表示されている値で計算した場合の比較図

《Excel 2007、2010、2013、2016バージョン》
  1. [ファイル]タブ(Excel 2007は[Officeボタン])から[オプション]を選択します。
  2. [Excelのオプション]ダイアログボックス−[詳細設定]を選択します。
  3. [次のブックを計算するとき]の[表示桁数で計算する(P)]のチェックボックスをオンにし、[OK]ボタンをクリックします。
  4. [データの正確さが失われます。元に戻すことはできません。]というメッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。
《Excel 2003以前のバージョン》
  1. [ツール(T)]メニューから[オプション(O)...]を選択します。
  2. [オプション]ダイアログの[計算方法]タブをクリックします。
  3. [ブック オプション]の[表示桁数で計算する(P)]のチェックボックスをオンにし、[OK]ボタンをクリックします。
  4. [データの正確さが失われます。元に戻すことはできません。]というメッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

●補足●

実際の値を表示されている値と同じにしたい場合は、ROUND関数やROUNDDOWN関数等で数値を四捨五入や切り捨てしておきましょう。