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0(ゼロ)のデータを無視して平均を求める|Excel 一般

数式と関数関連のテクニック

0(ゼロ)のデータを無視して平均を求める

(Excel 2000/2002/2003/2007/2010/2013/2016)

● 概要 ●

平均を求めるというと、AVERAGE関数が思い浮かびますが、AVERAGE関数は数値データの平均を求める関数のため、引数に含まれる文字列、論理値、空白セルは無視されても、0(ゼロ)という値が入力されているセルは平均の対象に含まれてしまいます。
0(ゼロ)のデータは無視して平均を求めたい場合は、AVERAGE関数ではなく別の関数を使用します。

● 詳細 ●

《Excel 2007/2010/2013/2016バージョン》
Excel 2007から新たに追加されたAVERAGEIF関数を使います。

  1. 計算結果を表示したいセルを選択します。
  2. 選択したセルに以下の数式を入力します。
    =AVERAGEIF(範囲,条件,[平均対象範囲])

(例)平均を求めるセル範囲が C24:N24 の場合
 =AVERAGEIF(C24:N24,"<>0")
 ※「"<>0"」は「0以外」という条件になります

《Excel 2003以前のバージョン》
数値データの合計を求めるSUM関数、数値データが入力されているセルの個数を求めるCOUNT関数、条件に一致するセルの個数を求めるCOUNTIF関数を使って平均を求めます。

  1. 計算結果を表示したいセルを選択します。
  2. 選択したセルに、以下の数式を入力します。
    =SUM(平均対象範囲)/(COUNT(平均対象範囲)-COUNTIF(平均対象範囲,0)) を入力します。

(例)平均を求めるセル範囲が C24:N24 の場合
 =SUM(C24:N24)/(COUNT(C24:N24)-COUNTIF(C24:N24,0))

●動画でさらに理解&身につく!要チェック●

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