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即効テクニック

ユーザーインターフェース

氏名などのフリガナを自動で入力する

(Access 2000/2002)
ふりがなコントロールを利用して氏名や地名などのふりがなを自動で入力することができます。

●手順●
  1. 氏名などのふりがなの元となる漢字部分のフィールドを[元のフィールド]、ふりがなが入力されるフィールドを[ふりがなのフィールド]と呼ぶことにします。
  2. テーブルをデザインビューで開きます。
  3. [元のフィールド]のフィールドプロパティの中にある[ふりがな]ボックスの右端のボタンをクリックしてふりがなウィザードを起動します。
  4. ふりがなの入力先を指定します。 すでにテーブルに[ふりがなのフィールド]が作成されているときには、[既存のフィールドを指定する]にチェックを入れ、[ふりがなのフィールド]の名前を指定します。 まだ、[ふりがなのフィールド]が作成されていない場合は、[新しいフィールドを作成し、ふりがなを入力する]にチェックを入れ、新しく作成される[ふりがなのフィールド]の名前を入力します。フィールドの名前の既定値は、[元のフィールド]の名前+[ふりがな]になっています。[ふりがなのフィールド]がこのテーブルに1つしかない場合には、単に[ふりがな]だけでも良いでしょう。
  5. [ふりがなの文字種]を指定します。規定値は、[全角カタカナ]になっています。普通[半角カタカナ]はあまり使用しませんので、[全角カタカナ]、または[全角ひらがな]を選択したほうが無難です。
  6. 以上を入力したら、[完了]をクリックします。変更確認のダイアログボックスが出てきますので、[OK]をクリックします。
  7. [新しいフィールドを作成し、ふりがな入力をする]を選択した場合には、新しく指定した名前の[ふりがなのフィールド]が追加されています。
  8. [元のフィールド]のフィールドプロパティのふりがなボックスに[ふりがなのフィールド]の名前が表示されているかを確認します。
  9. テーブルをデータシートビューで開きます。
  10. [元のフィールド]にデータを入力します。 [ふりがなのフィールド]に指定した文字種でふりがなが入力されることを確認します。
●ポイント● Access97と2000/2002とでは、ふりがなコントロールに違いが有ります。Access97のふりがなコントロールは、単に[元のフィールド]に入力された文字を監視して、[ふりがなのフィールドに]その文字を追加しているだけです。[元のフィールド]の文字を削除して、編集し直してもふりがなは削除されないで、次々とふりがなが追加されるだけです。 Access20000/2002のふりがなコントロールは、[元のフィールド]の文字を削除すると[ふりがなのフィールド]内の削除された文字に対応したふりがなも削除されます。 ただし、[元のフィールド]の文字を削除、挿入を繰り返していると[ふりがなのフィールド]の中のふりがなが意図したものではなくなってきます。その場合には、[ふりがなのフィールド]のふりがなを直接編集し直します。