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定型用紙の空欄にデータを印刷する場合(その2)

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すでに記入する欄が印刷されている定型用紙に印刷をする場合で、用紙は、コピーなどで使い回しができる場合、データーのみならず、用紙のフォームも一緒に印刷する場合です。

●準備●
印刷したいフォーム用紙をイメージスキャナで読み取ります。
読み取り解像度は、100dpiが最適です。取り込む種類は原稿が、カラーの場合は、カラー写真ですが、そうでない場合には白黒写真を選択します。

印刷をするとき余白が必要なので、読み取る場合には、逆に余白を取り除いた部分、すなわち、紙全体に対して、上下左右それぞれ10mmくらい内側(小さめに)読み込みます。

できれば、イメージソフト(Microsoft Photo Editerなど)で紙のしわ、ごみなどを取り除きます。具体的には、画像の明るさを強くしていきます。しわ、ごみが見えなくなった時点でOKです。
コントラストを強くすれば、罫線などがはっきりとしてきます。

画像の保存は、gif、jpg、bmp何でもokです。

●手順●
  1. レポートを新規作成いたします。
  2. 印刷したいデータのあるテーブル、または、クエリ−を選択して、デザインビューを選択します。
  3. ページ設定で、用紙の設定を行います。大事なのは、用紙の大きさと余白です。 適切な用紙を選択し、余白を上下左右とも10mmにしておきましょう。
  4. メニューの[挿入]-[図]から、先ほどスキャナで読み込んだフォーム用紙の原稿を図として、挿入します。
  5. 印刷プレビューで、印刷状態を確認します。 特に、予定していた用紙に適切な大きさで原稿が印刷されるかどうかを確認します。 画像のほうが、用紙より大きい場合、すべて、印刷されませんので注意が必要です。 画像が用紙より大きくなった場合には、元の画像をイメージ処理ソフトまたは、ペイントなどで、縮小します。
  6. データを印刷したい場所にテキストボックスを配置してプロパティより周りの文字に合わせて、フォントの種類、フォントサイズを変更します。 テキストボックスのラベルは、削除します。 境界線スタイルは、「透明」を選択すれば、テキストボックスの枠線は、印刷されません。
  7. この作業をデータの印刷に必要な分だけ繰り返します。
●動作確認● 印刷プレビューで、印刷状態を確認します。 特に、予定していた用紙に適切な大きさで印刷されるかどうかを確認します。 印刷プレビューで、問題がなければ、実際に印刷してみます。 フォームの原稿部分は、コピーと同じ位の感じで印刷されるはずです。 文字や罫線がかすれている場合は、イメージ処理で明るさが強すぎたためでしょう。 用紙のしわや、ごみが目立つ場合は、明るさや、コントラストの処理がされていない場合です。